楽しいことがあり過ぎる

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世の中には、楽しいことがまだまだたくさんあるみたいですよ。

The Birthdayのライブを初めて観た_『マグロック2018』感想

マグロック2018

今年の夏前にチバユウスケというアーティストに出会い、あっという間にその魅力の虜になって早数ヶ月……。

 

▼それらの日々についてはこちらをご覧ください。

最近のこと_転職・ap bank fes・ミッシェルのこととか

最近のこと_在宅夏フェスとかカメ止めとかチバユウスケとか

 

そんなチバがフロントマンを務めるThe Birthdayのツアーが今月から始まる。幸いなことにツアーファイナルとなる中野サンプラザ公演のチケットをゲットしたので、それはそれは浮かれまくりで日々を過ごしていたのだが、ふと思った。果たしていきなりワンマンであの憧れのチバユウスケを目の当たりにして大丈夫だろうか……と。

「大丈夫だろうか……」とは、何がどう「大丈夫だろうか……」と不安に思ったのかというとそれはもう自分でもよく分からない。とにかく「大丈夫だろうか……」と思ったのです。もしかしたら自己防衛的な本能が働いたのかもしれません。

 

あとは単純に先述のツアーファイナルがある11月まで待てない、というのも理由のひとつだった。ここ数年は『何ごとにも終わりがある』ということや『ある日突然終わりが来ることもある』ということを実感する出来事がほんとうに多い。それはエンタメの世界でも同じである。今日、今この瞬間に愛しているバンドが明日も必ず音楽を奏で続けているかどうかなんて誰にも分からない。だからこそ、観たいライブや聴きたい音楽があれば、可能な限り足を運ぼうと思いながらここ数年は狂ったようにライブに行きまくった。

 

The Birthdayは今年の夏、あちこちのフェスに出演していた。幸運なことに今年はフジロックが生配信され、わたしも彼らのフジロックでの演奏をオンタイムで観ることができた。それは想像どおりにめちゃくちゃにカッコ良く、あまりのカッコ良さに笑っちゃうくらいカッコ良かった。そして思った。「もういっそのこと彼らが出演するフェスに行っちゃえばいいのでは?」と。

思い立ったが吉日。さっそく今からでもチケットが手に入るイベントをネットで検索した。その時点で公演前だったのが『AIR JAM』『たとえばボクらが踊ったら』『中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2018』そして『マグロック2018』だった。

グロック静岡県清水市で開催される。静岡ならば日帰りで行ける。しかもチケット代は7500円(ドリンク代500円別途)となんともお手頃であった。

そんなこんなで公演日1週間前にチケットを確保し、行きの新幹線を手配し、台風の心配やらなんやらありつつ当日を迎えたわけである。

 

 

・初めての『The Birthday』、初めての『チバユウスケ

それはもうめちゃくちゃにカッコ良かった。ライブ中は終始「カッコいい」と呟いていた気がする。一挙手一投足どの瞬間も見落としてはいけない!というぐらいにわたしの視線は終始チバユウスケのみに注がれていた。それぐらいに圧倒的だった。

 

当日のセットリストです(ネットで拾ってきた)。いい加減セトリぐらいは覚えていられるようになりたい。

The Birthday セットリスト@2018.10.7 マグロック

01.くそったれの世界

02.THE ANSWER

03.LOVE GOD HAND

04.カレンダーガール

05.24時

06.LOVE SHOT

07.なぜか今日は

Ec.ローリン

 

今年の夏フェスでは一曲目に『くそったれの世界』を歌うのが定番化していたので、もちろん今回のマグロックでもそうなのだろうと思い、心の準備はできていたつもりだった。「つもりだった」と書いたのは、結局、その瞬間、心の準備などまったく意味のないものだというくらいチバユウスケの存在に圧倒されてしまったからだ。マジで本当に心の準備ってなんだよ、というくらい何も準備できていなかった。

 

ここで『くそったれの世界』という作品をご存じない方にはこのMVを見てほしい。

 

 

そう。『くっそたれの世界』はチバユウスケのアカペラ始まりの曲なのだ。

考えてみてほしい。自分が大好きなアーティストの歌声を初めて生で聴く日。それが、他の何の音に重なることもなく耳に届くのだ。なんて贅沢なことだろう(おまけに歌い出しの歌詞が《とんでもない歌が 鳴り響く予感がする》なのも最高すぎる)。ここ最近、通勤のお供はチバユウスケ一色のわたしである(今週は『重力と呼吸』も同じくらい聴いてるけど)。毎朝、毎晩、毎日、それはもうオーバーでも何でもなくここ最近一番耳にしている歌声は間違いなくチバユウスケの歌声だ。それがいま、ダイレクトに耳に届いているのだ。こんなにも幸せな『初体験』はそうそうない。しかもその人物は、いま、目の前に立っている。そうなのだ、なんと幸運なことに、当日その瞬間をわたしは最前列で迎えていた。

もう一度、書こう。わたしはThe Birthdayのライブを最前列で目撃したのだ。ヤバいだろ。最前列だぞ。ライブに行ったことがある人なら必ず一度は夢見るであろう「いつか自分も最前列で推しのライブを観てみたい」という想いがまさか突然叶う日がくるなんて……。 

わたしは彼らの演奏中、ほぼ、チバユウスケとドラムのクハラカズユキを観ていた記憶しかないのだけど、いま、冷静に思い返してみて気がついた。自分の視界にはチバとクハラしか収まりきらなかったのではなかろうか、と。最前列であるがゆえに、視界がギターのフジイケンジやベースのヒライハルキまで収められずにいたのかもしれない。

 

だからもう、チバがステージに登場してギターに潤滑剤スプレーしてるところとか、ピックを投げ捨てるさまとか、あの独特のステップで踊っているときの足の動きとか身のこなし方とか、マイクのケーブルの捌き方とか…etc。とにかく彼の動作のすべてがはっきりくっきり見えたのだ。そしてクハラカズユキのカウントを取る声も、マイクを通していないその声も、ハッキリくっきり聴こえたのだ。フジイケンジがギターソロを弾いているときに俯きながらも「ニヤリ」とするチバの笑顔が見えたりもしたのだ。

あーーーーーーーーーやばい!!!!!語彙力の喪失とはまさに今だ。見て、聴いたものをただそのまま文字にすることしかできない。それに対しての自分の感情を端的に表す語彙がわたしにはまったくない。「ヤバい」としか吐き出せない。とにかくそれくらいに圧倒的だった。頭の悪い感想になってしまうが、ほんとうに、チバユウスケは存在そのものが『とてつもなくロック』であった。「じゃあロックって何ですか?」と聞かれたら、それはわたしにもよく分からないのだけど、それでもチバユウスケがめちゃくちゃにロックである、ということは自信を持って言える。彼を指して「あれがロックです」と言われれば「たしかにそうですね」と納得させることができるほどに彼は存在そのものが『とてつもなくロック』だった。

『カレンダーガール』を気持ちよさそうに歌う穏やかなチバも、『24時』を鋭利な刃物のような雰囲気をまとって歌うチバも、『LOVE SHOT』の《Rumble Rumble Rumble Rumble Cowgirl》部分を巻き舌ぎみに歌うチバも、そのどれもが今まで何度も画面越しに見てきたチバユウスケだった。思い描いていたとおりのロッカー・チバユウスケそのものだった。すごい。こんなにも思い描いていたとおりのそのまんまだったなんて……。理想的なロッカーじゃないか。

 

実は、その日、The Birthdayの前にいくつかのバンドの演奏を見ていて思ったことがある。The Birthday以外のバンドはおそらく20代から30代前半の方が大半を占めていたと思うのだけど、彼らの多くはそのアツい想いを演奏はもちろんMCというかたちでもわたしたち観客に届けてくれていた。わたしは、大変申し訳無いのだけど、今回のマグロックに出演したバンドにはそれほど詳しくなく、どのバンドも(The Birthday含め)今回初めてライブを観るという状態であった。そんな感じだったので、1発めのキュウソネコカミ(キョネンオオトリ名義での出演であったが)以外には音源もまともに聴いたことがなかった。なので彼らの演奏には新鮮な感動や刺激を覚える一方、「MCめちゃくちゃしゃべるんだな」と思った。いや、言っても、わたしが普段から頻繁に足を運んでいるMr.ChildrenBUMP OF CHICKENもそこそこMCが多いバンドなのかもしれないけど、彼らのライブに行ってるときってやっぱり自分自身もいちファンが故にいろいろと盲目じゃないですか。当事者的な立ち位置というか。でも、今回のように、楽曲を聴くのもパフォーマンスを目にするのもほぼ初めて、みたいな場にいると、良くも悪くも一歩引いた目線で感想を抱きがちになるわけだ。そういった中で「きっとこのMCのアツさが若者の共感を呼んでいるのだろうな」とか「このバンドのガチ勢だったら号泣してるのかな」とか考えてしまうわけだ。で、気づいた。そういえばチバはその手のMCを一切しないな、と。でもまぁチバは先日50歳になったし、そういうアツさみたいなものを表現する年齢はとうの昔に過ぎたのか、というとそうでもない。わたしが知る限り、チバはミッシェルの頃からその手の想いや主張みたいなものをMCで語るということをほぼしていないのだ。もしかしたら「カッコイイ曲ができたから聴いてくれ!」ぐらいのことは言っていたかもしれないが、その曲にどんな想いを込めたとかそういった類の主張はほぼしていないアーティストではなかろうか、と。それどころか、インタビューなんかでその手の話題を振られても「そう思った」とか「その時そう感じた」とか、明確な答えを出すことから敢えて避けている感もある。先日出演した音楽番組でも新曲について「歌詞を見れば言いたいことは書いてある」的なことを言っていたし……。

MCで想いを観客に伝えることがいいとか悪いとかそういう話ではなく、楽曲に込めた想いや主張を特に何も語りはしないチバユウスケも、わたしにとっては存在自体が十分に雄弁であるなぁと思えたのだ。これはもう完全にファンの欲目だろうけど、それぐらいチバユウスケはすべてが圧倒的だった。根っからのロッカー過ぎた。

そんなことを頭のすみっこで考えながら相変わらず「カッコいい」と思わず呟いたり、コール&レスポンスに応えたり、後ろからめちゃくちゃに押されて「圧死する人ってこれの何十倍の圧力で押されたりしたのだろうか…」とか考えながら『なぜか今日は』でチバが《なぜか今日は殺人なんて起こらない気がする だけど裏側には何かがある気もする でも なんか今日は でも きっと今日は》なんて歌っている姿に、めちゃくちゃ胸を打たれたりしていた。ほんとうに心の底から「平和な毎日がいいよなぁ……」と思った。

 

あっという間に7曲を歌い上げ、チバはステージから去っていった。あまりにもあっという間過ぎて「もう終わり!?」と驚いていたら観客からアンコールを求める手拍子が起こった。そうか、トリだとアンコールというものが期待できるのか!!!

拍手が続くことほんの数分、クハラカズユキがふたたび登場。登場するやいなや、ハチャメチャにカッコいいドラムソロを披露している。なにこれカッコいい!!!!!超カッコ良い!!!!!それに続くかたちでほかメンバーも再登場。案の定チバは缶ビールを片手に持っていた。

アンコール前、チバが一言何かを言って、それがめちゃくちゃにカッコ良かったのだけど、何を言っていたのかすっかり忘れた。たしか、アンコールで演った『ローリン』に絡めたことだったと思う。ニュアンス的にはロックしようぜー!的なことだった気がするけど、何しろすっかり忘れたので当てにならない。でも、そのMCにも「めちゃくちゃロックンロールだ!!!!!」と大いに感動したことだけはハッキリ覚えている。

アンコール中のチバはほんとうに楽しそうに嬉しそうに歌っていた。サビ部分で観客の合唱が起こるとほんとうに嬉しそうにニコニコしていた。その笑顔がとてもステキで「あぁいいなぁ…ほんと最高だな」としみじみ思った。やっぱり自分が好きなアーティストには楽しんで音楽を続けてほしいもんな。

 

以上が、わたしのThe Birthdayのライブ初体験の感想だ。いつにも増して内容がペラッペラだけど、とにかくチバユウスケがとてつもなくカッコ良かったということだけでも伝わっていればいいのだが……

 

余談ですが、The Birthdayは10月10日(水)に新曲『青空』をリリースしますので、どうかそちらもよろしくお願いします。

 

 

 

・マグロックというフェスについての雑感

今回、初めて足を運んだマグロック。そのコンパクトな規模感がとてもいい感じだった。フェスって何をするにもそこそこ歩かなきゃいけないし並ばなきゃいけないし、それが少なからずストレスになっている方も多いだろう。わたしは今までサマソニ1回、ロッキン2回、カウントダウンジャパン1回、ap bank fes数回に参加したことがあり、やっぱりどのフェスでもそれなりにそこそこ歩いたし並んだ。歩いたり並んだりするのが面倒だったり時間のロスを考えたりした結果、せっかくのフェス飯を諦めて同じ場所に数時間立ち続けてお目当てのバンドまでの時間を過ごしたこともある。しかし今回のマグロックに関してはそれらのストレスとはほぼ無縁だった。メインステージ会場は前方ブロック(左右に区分け)と後方ブロック(左右に区分け)の全4ブロックに区分けされていたのだけど、演奏中でさえ前方ブロックが満員で入場制限がかかることはなく、後方ブロックに至ってはマジでちょっとしたかけっこできるんじゃねーかってくらいゆとりありまくりだった。会場を囲うように歩道橋みたいな通路があって2階席と称されて開放されていたのだけど、このエリアがとても良かった。初っ端のキュウソは後方ブロックで観たのだけど、その後はでんぱ組.incまでずーっと2階席から観ていた。この2階席は、高さという距離を気にしなければステージ側まで自由に寄っていけるので、単純に直線距離で言えばかなり演者に近かったのではないだろうか。もちろんステージを上から眺めることになるので視線を遮るものはないし、観客席を俯瞰で観られるのもフェス全体の観客の動きを把握するには大変良かった。自分の目当てのバンドが登場するまでにフェス全体の観客の動きを把握できるってのは有り難いですよね。「なるほど、アーティストの演奏が終わるとともにほぼ◯割の客が一旦前方ブロックからいなくなるんだな」なんてことを把握できると、目当てのバンドを最前列に近いエリアで観られる可能性もググッと上がるもんです。今回The Birthdayを最前で観ることができたのも、この事前の下調べが良い働きをした結果だな、と個人的には思っている。

 

あとはダイブやモッシュを完全にシャットアウトしているというのも、有り難かった。名目上はNG行為にしても、その実、無法地帯みたいなフェスも多いけど、マグロックに関してはガチで禁止事項として徹底しているというのは、常連の皆さんには周知の事実のようで……。わたしは今回ずーっとメイン会場にいたのだけど、サブ会場となったSOUNDSHOWER ark STAGEではダイブするとリストバンドに印を付けられて2回で強制退場(リストバンドを切られる)という措置が取られていたらしい。モッシュもダイブもフェス文化のひとつなんだから、それが嫌ならフェスなんぞ参加するな!という方もいるだろうが、怖いものは怖いし、フェス自体は好きなんじゃい!!!!と思う。フジロックThe Birthdayのライブを観たときもダイブをしている人がチラホラいて「こえぇ……」と思っていたので、そこら辺のルールの徹底は有り難かった。

フェス自体のキャパに関しては興行として成功なのかどうかという点でやや心配になったりもするのだけど、もし、自分が大好きなアーティストを最前列で観たいという欲望を叶えるためなら、マグロックはとてもオススメですよ、と思う。マジで本気になればおそらく最前列に行けるんじゃないかなぁ。最前列は無理でもかなり前方には切り込めるし、近さにこだわらないなら2階席はのんびり観るには打って付けだったから、それもアリだ。飲んだり食べたりしながら視界を邪魔されることなく観られるからね。後方ブロックなんかも、ある程度余裕があるから友達と楽しそうに踊りながら観ている若者もたくさんおりました。

お客さんの層がけっこう若かったし、どちらかというと地元や周辺エリアからの集客がメインなのかなぁ……。交通アクセスも清水駅から無料のシャトルバスが出ていてとても便利だった。並んだのも20分程度だったし。乗車時間10分程度なので、どうしても並ぶのが嫌なら徒歩でも問題なく歩ける距離だろう。

会場は海っぺりだし、後方にはデデーンと富士山が見えるし、ロケーション的にも最高だった。飲食ブースもほぼ並ぶことはなく、キャパがキャパなので人の波に襲われて移動ができないよ!なんて悲劇とも無縁だった。チケット代もお手頃なので、自分が観てみたいなぁ…と思うバンドが2〜3組出るなら来年も行きたいなぁと思う。あれだけコンパクトだと全ての予定がめちゃくちゃ立てやすい。ひとバンド30分という持ち時間はやや短いような気もするけどどうなんだろう……他のフェスもこんな感じだったっけ。

 

出演バンドに関しては、ほぼThe Birthdayのために行ったようなものなので、感想も何もお前が発言するな!って感じなのだけど、以前からライブを観てみたいなぁーと思っていたキュウソがまさかの一発目にBUMPのsailing dayをコピーするという謎展開で初っ端からテンション爆アゲだった。ヤマサキセイヤの笑顔、かわいかったな……。あとは完全初見だったBRADIOというバンドが超ファンキーでめちゃくちゃ良かった。ディスコっぽい感じでめちゃめちゃ踊った。ボーカルの人がアフロなのも、バンドの作り出すサウンドに対する理想的なボーカル像まんまって感じで良かった。GLIM SPANKYもまともに聴いたのは初めてだったのだけど、ボーカルの女性の酒ヤケしたようなしゃがれ声(実際には酒ヤケではないだろうけど)がカッコ良かった。あんな声、憧れるわ……。クールそうなのに笑うとキュートなのもギャップ萌えでした。

 

 

___

そういえば『涙がこぼれそう』をめちゃめちゃ楽しみにしていたけど歌わなかったな、という事実を、たったいま思い出しました。冒頭の《電話探した あの娘に聞かなくちゃ 俺さ 今どこ?》あとの、チバによる「今日はお前らと〇〇(地名だったりイベント名だったりが入る)だー!!」という定番の叫びを聞きたかったのになぁ……。

ツアーでは歌ってくれるだろうか……。

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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Mr.Children 『重力と呼吸』全10曲感想

 

Mr.Childrenの19枚目のオリジナルアルバム『重力と呼吸』がリリースされました。

 

 

一昨日(10月2日)、タワレコ渋谷店でフライングゲットし、帰宅。入浴と夕飯を済ませ、さっそく聴いた。……驚いた。それはもう本当に衝撃がすごかった。わたしは彼らがツアーを行う際は複数公演に足を運ぶし、ボーカルの桜井和寿が主催者のひとりでもあるap bank fesにおひとりさま参戦を果たすような、一般的にいえばそこそこマジのミスチルファンだろう。そんなわたしですが、彼らの音楽を聴いてこんなにも大きな衝撃を受けたのは久しぶりだった(ヒカリノアトリエがあんまりだった*1)ので、今日はその感想を書き連ねていきます。

 

 

前提。

このエントリーを書くにあたり気づいたことがある。Mr.Childrenが前回のオリジナルアルバム『REFLECTION』をリリースしたのは2015年6月のことだ。

2015年以降の彼らは本当に精力的に活動している。同年3月からは「TOUR 2015 REFLECTION」を行い、ツアー最終日に先述のアルバム『REFLECTION』をリリース。夏からは「Stadium Tour 2015 未完」、その後、冬にはさまざまなバンドとの2マンLIVEを5公演、年が明けて2016年4月から11月にかけては「Hall Tour 2016 虹」と題し全28公演を実施。そのままの流れを汲んだかたちで翌年2017年4月からは「Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ」全14公演を敢行。休むことなく6月からはバンド結成25周年を祝う大規模なツアー「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」全15公演。……いやいやいや、働きまくっているな!!!!!!?

こうやって書き出してみて改めて驚いた。めちゃめちゃ働きまくっている。しかも、ツアーのあいだあいだにゲスト出演したライブとか夏フェスとかもある。

 

そうなのだ。オリジナルアルバムこそ3年4ヵ月ぶりだけれど、ミスチルはその間もコンスタントに活動し続けてくれていた。だからこそ気づかなかった。

わたし、Mr.Childrenの新曲を立て続けに聴くという行為がめっきりご無沙汰だった!!!!!

そうなのです。こんなにもミスチルの新曲を立て続けに摂取するという行為があまりにも久しぶりで「え!?ミスチルってこんなすごい音楽を作るバンドだったんだ!すげーーーー!!!やべぇ、やべーーーーよ、ミスターチルドレン!!!!!!!」となったのです。

何だかんだでライブ行ったりしてたから、ミスチルの音楽自体は聴き続けてきた3年4ヵ月だったのだけど、それってどれもこれもどこかしらで聴いたことがある既発曲だった。だからこそ、こんなにも大量の新曲を立て続けに聴く機会となった『重力と呼吸』から、ここまで大きな衝撃を受ける事態になったのだと思います。

だってマジですごいんだもん!!!!そりゃあそれなりに期待はしていたけど、こんなにも「すごい!!すごいよーーー!!!!!」って大声でみんなに猛烈プッシュして駆け回りたいアルバムだなんて思っていなかったんだもん(失礼)。

 

ということで前置きが長くなりましたが全10曲の感想いきます。

アルバムを手にしてまだ24時間ちょっと(現時点で)しか経過していないので、熱量高めで若干ウザい感じになっちゃうかもだけど、考えるな!感じろ!!!!の精神だ。

 

 

01.Your Song

まずド頭の鈴木英哉(Dr.)によるカウントがめちゃくちゃカッコいい。あのカウントだけで、わたしたちリスナーに“バンドであるMr.Children”を強く印象づける効果があると思う。それに続く桜井和寿の雄叫び?シャウトもいい感じだ。最初聴いたときは「せっかくの桜井さんのシャウトになにエフェクトかけてんだよ!!?」って思ったりもしたけれど、だからこそ暑っ苦しくならず人間臭さみたいなものが良い意味で軽減されているように感じた。

 

そして歌詞である。

タイトルこそ『Your Song』だけれども、この曲で歌われているのは君と僕のことだ。君がいるからこその、僕。

ここで、ここ数年のMr.Childrenを追いかけてきた人々(わたしだ)はこう思う。

僕=Mr.Children、そして君=わたしたち(ファン)だ!!!!!

そう、この曲で歌われているのは紛れもなくMr.Childrenと、わたしたちリスナーの関係だ(と思いたい)。去年の25周年ツアーで、桜井和寿(Vo.)はこんなMCをした。

“自分たちが10周年を迎えた時は、自分自身も若かったし尖っていたから、インタビューで10周年に対しての感想を聞かれても「事務所の話題づくり。どうせそのうちファンのみんなも離れていく」と答えていた。しかし、そこからの10年、15年は本当にあっという間で…気付けば25周年。こんなに多くのお客さんが今でもライブに足を運んでくれていることにとても感謝している。”

【ネタバレ】Mr.Children TOUR 2017 Thanksgiving25 -中編- - 楽しいことがあり過ぎる

これを踏まえたうえで再度『Your Song』の歌詞を読んでみてほしい。「もうこれは完全にMr.Childrenとオレたちのことを歌っている……!?」となります。この曲はもはや『Your Song』という名の仮面をかぶった『Our Song』。最後が《君じゃなきゃ 君じゃなきゃ》で終わるのなんて出来すぎている。

CDの感想らしい話をすれば、サビの部分が少しゴスペルちっくというか、教会を思わせるようなサウンドっぽい気がするのだけどどうなのだろう…… 優しくて壮大、みたいな。どこまでも広がっていくようなサウンドが気持ち良いです。

 

ということで、アルバム1曲めで見事にハートを鷲掴みになれた。やっぱりミスチル最高じゃんか!!!!と。

 

 

02.海にて、心は裸になりたがる

今回のアルバムで一番「裏切られた!!!!」と驚いたのがこの曲。

タイトルから「きっとヘビーで陰(いん)の空気をまとった曲が来るはずだ」と想像していたのだけど、なんて爽やかな曲調!!!!めちゃめちゃ爽やかではないか。サビ前の盛り上がり方なんかいかにも「今からサビですよ〜〜〜!」みたいな感じで期待を煽りまくってくるし、その期待にさらに爽やか要素を100回上乗せしたみたいな疾走感あるサビがめちゃめちゃ気持ち良い。清涼飲料水飲みながらチャリンコで爆走しちゃうぞー!みたいな爽やかさです。数年ぶりにポカリのCMにどうでしょうか。

そして!!!この曲の激アツポイントは1番と2番の間奏部分である。中川敬輔のベースが炸裂しまくっている。マジでこんなにもワクワクさせる間奏なんてあるかよ!!ってくらいワクワクが止まらなくなる。「うひょーーー最っこうだ!キタキタキターー!!!」ってなります。気づいたときには両手突き上げて桜井さんと一緒に「Wow Wow Wow」って叫んでいます。そこからの2番なんてもうベースがゴリッゴリに目立っていて重低音大好き芸人の血が騒ぎまくって仕方ない。『重力と呼吸』の爽やか部分を一手に引き受けている感あるフレッシャーズソング。

あと、最後の最後で転調するところもMr.ChildrenMr.Childrenらしさが限界突破していて最高に高まりました。夏の野外で聴きたい。……そう、それはつまり日産スタジアム

 

 

03.SINGLES

前半はどちらかというとポップな曲調なのに、サビで一気に逆サイドに振り切られるようなサウンドづくりがすごい。サビ直前で一気にたたみ掛けてくるあの感じがとてつもなくMr.Childrenっぽい。かと思えば、突如、Cメロ前で雰囲気がガラッと変わる。なんとも不思議な曲だ。「おぉっ!?」なんて躊躇してたらあっという間に置いていかれてしまう。そして最後は実にサッパリとあっけなく終わる。この感じが諸行無常感(?)をいっそう高めてくれる(ような気がする)。

それはそうとこの曲の歌詞は桜井和寿桜井和寿らしさが炸裂していて最高です。なかでも感銘を受けたのがこの部分(以下)。

守るべきものの数だけ 人は弱くなるんなら

今の僕はあの日より きっと強くなったろう

この言い回しがマジで桜井和寿過ぎて最高。

今朝、何気なく聴いていて「なんちゅう悲しい歌詞書くんだよ桜井和寿……」って思いながらタイトル確認したら『SINGLES』ってデカデカと表示されてて「しんどーーーーーーい!!!!」って思わぬところからカウンター喰らった。桜井さん、独り身に容赦ない。

 

 

04.here comes my love

いい曲ですよね、マジで。とても美しい曲。聴けば聴くほど「美しい曲だなぁ」としみじみ思う。メロディの持つ儚さと、愛を真摯に語る歌詞のシンクロ具合がほんとうに美しい。とても誠実な空気をまとったラブ・ソング。

この曲もね、サビへ向けての盛り上がり方がとても好きです。言ってしまえば分かりやすい盛り上がり方なんだけど、それがすごくハマっている。なんと言えばいいのか…… 重量感のあるサウンドが楽曲の説得力を増し増しにしているというか……なんかもう、説得力がすごい。そうだ説得力だ。愛することとそれに対しての迷い、そして決意をそのまま吐き出したような歌詞に、これだけ重みのあるサウンドを重ねられたら「納得!!!!」って言うしかねえだろ。

あとはもうギターソロが最っ高にカッコいい。「泣きのギター」という使い古された表現があるけど、この曲のギターソロがまさにそれ。このギターソロを聴いた瞬間「なんだよ泣きのギターってwww」とか言ってるやつ もうGood Nightって感じでした(突然のYONCE)。

 


05.箱庭

これもメロディの展開がちょっと不思議。とはいえ、ミスチルお得意のPOP感が炸裂している。サウンド面に、そこはかとなく漂うバブル感もおもしろい。この曲調の展開の仕方ってどこか懐かしい感じするねぇ……みたいな。なかなかのフレッシャーズソングだと思います。

『箱庭』はそのうち『Heavenly kiss』みたいな立ち位置の曲になりそうだなぁとか思うのだけどどうでしょうか。知る人ぞ知る!みたいな。

余談だけど、この曲だけをリピートして聴いてると、曲の切れ目が分からなくて「ん?これいま何回転めのイントロ?ん?アウトロ??」みたいな軽いパニック状態に陥りいます。

 


06.addiction

Mr.Childrenらしからぬトレンディおしゃれ感あるイントロにド肝抜かれた。そして歌い出しの桜井和寿が最高に桜井和寿節を炸裂していて「ウッホーーーーー!!!!!」って脳みそガバガバに溶けそうになった。音の数に対して言葉を詰め込みまくるでお馴染みの桜井さん、最高じゃないですか。そんでもって語尾が裏返るあの歌い方も最高じゃないですか。その2つを同時に堪能できる曲、それが『addiction』。ただただカッコいい。ほんと、マジでカッコよくて脳みそ溶ける。オマケに大気圏を突き抜けていきそうな伸びやかな高音の叫びもついてます。最高最高。

「ウッホーーーーー!!!!カッケェーーーーー!!!」って思ってたら、あっという間に曲が終わってて「いかんいかん次こそちゃんと聴かなきゃ。歌詞とか聴き込まなきゃ」とか心を改めても、いざリピートしたら結局「ウッホーーーーー!!!!カッケェーーーーー!!!」ってなっちゃうので、この曲には人をゴリラにする効果がある。

あと一瞬、サウンド面でSMAPのオレンジっぽいアレンジの部分(大サビ前の間奏はじめ部分)があって「ヤッベ、久しぶりにオレンジ聴きたくなった!」と発作発症したりもするので要注意。

 


07.day by day(愛犬クルの物語)

タイトル見て「タイアップキタコレ!!!!」って勘違いしたのはわたしだけではないはず。サビの《So day by day》って部分のハモリが最高に気持ち良い。『海にて〜』同様にチャリンコで爆走しながら聴きたい爽やかソング。

おそらくこの楽曲に関しては明確なモチーフが存在しそうなので、そこら辺の制作秘話が結構気になっている。ライブのMCで話してくれたりしないだろうか……まぁ、チケット当たっていないんだけれどもね(地獄)。

 


08.秋がくれた切符

桜井和寿の優しい歌声を存分に堪能できる一曲。

桜井和寿というボーカリストは、楽曲のもつ雰囲気に合わせて歌声の色を使い分けるタイプのボーカリストだと思うのだけど、この手の曲を聴くとその歌唱スキルに平伏したくなる。一音、一音を丁寧に置いていく。陽だまりみたいに温かくて優しくてでもちょっぴり切ない、みたいな。Mr.Childrenは桜井さんの歌声に寄り添うことに重きを置いているバンドである。この曲のアレンジはまさしく桜井和寿の歌声を存分に聴かせるための音づくりといった感じで「あぁ、4人のバランスが本当に美しいバンドや……」と思わずにはいられない。

 


09.himawari

この曲は本当にすごい。シングル発売時はもちろん、ツアーでも夏フェスでも今まで何度も聴いてきたけど、聴くたびに「この曲はすごい!!!」と思わずにはいられない。なんかもう楽曲から放たれるパワーが凄まじい。アルバムをとおして聴いてみても、この曲が放つ圧倒的なパワーすごくないですか?「強い、強いぞ。himawari」って感じで圧倒される。間奏のギャンギャンのギターも最高だし、力強い桜井さんの歌声も最高だし、歌詞もなんかすごい。こんな歌詞よく書けたな!?ってぐらい絶望感漂う凄まじい歌詞だ。一曲聴き終えたあとの疲労感と虚無感が凄まじい。

これをライブで演るときの桜井和寿は、あのお得意のステップでグリングリン回転しながらめちゃめちゃ力強く歌うのだけど、その熱気あふれるパフォーマンス含めて強烈だったんだよなー。ゴリッゴリに演奏する4人のバンド感が最高だった。

 

 

ちなみにhimawariリリース時の感想がこれです。

 


10.皮膚呼吸

はーい、皆さん準備はいいですか?いよいよ真打登場ですよー!

『重力と呼吸』全10曲の中で現時点の圧倒的No.1ソング『皮膚呼吸』さんです。

 

もうマジでこの曲に関しては想いが高まりすぎて冷静さのカケラも持っていられねーよ!!!?ってくらい最高です。イントロからわたしの大好きなMr.Childrenっぽさが炸裂してて、初っ端から「この感じ好きかも……きっと好きなやつだ……」ってザワッ…ザワッ…って高まってたら、サビで桜井さんが《深呼吸して〜》って歌いだした途端、マンガみたいに「うわっ!!!!」って声出て、気づいたらめっちゃくちゃに涙流してましたわ…… 何なんだマジで。いくらなんでもこんな経験は初めてで自分でもかなり新鮮だった。だってサビ聴いた瞬間、あまりにもわたしが好きなMr.Childrenをそのまんま詰め込んだみたいな音の広がり方するんだもん。「あ〜〜〜〜〜わたしの好きなミスターチルドレン!!!!!」って思った瞬間、無意識に涙出てた。すごい!いくら重いオタクとはいえ、無意識に涙出てたのはさすがに引くぞ!!!!人間の生理現象にまで働きかけるバンド、Mr.Children

これはもうとにかく「そう感じた」としか言いようがない。例えば前作『REFLECTION』収録の『幻聴』を聴いたときなんかにも「わたしの好きなMr.Childrenだ!!」って感覚を味わっていて、それを言葉で説明するのはとても難しい。この感覚を覚える曲におそらく一定の傾向はあると思う。サビで一気にブワーッと広がっていく壮大感あるサウンドだったり、桜井さんの伸びやかな歌声だったり、印象的なフレーズだったり……それこそ「考えるな、感じろ!」って感じ。

その中でも『皮膚呼吸』は圧倒的に「キタコレ」感がすごかった。大げさでもなく、この曲を聴いた瞬間にわたしの中での『重力と呼吸』というアルバムの立ち位置が明確になった。「まだまだイケるじゃんミスチル!!!」みたいな。

いくら「好きなアーティストだ」って常日頃から言ってても、やっぱり年数を重ねてくるとそれなりに慣れてきたりもする訳で。それは決して悪いことじゃなく、こちらが期待しているMr.Children像だったりMr.Childrenっぽいサウンドだったりがある訳です。で、ぶっちゃけ新譜が出るたびに「これぞ!!!」という感動を味わえるかというとそうとも限らない。現にわたしにとっての『ヒカリノアトリエ』がそれだった。だけど、この『皮膚呼吸』を聴いた瞬間の衝撃はあまりにも大きくて強烈で、「わたしまだまだMr.Childrenの音楽でこんなに感情を揺さぶられるんだ!!!!」と何かよく分からない感動みたいなものも味わっている。マジで本当にすごい曲なんだ。

ほらもうこの曲のこと考えてるだけで涙が溢れてくるんだよ。それくらい強烈な楽曲です。聴いてください、マジで。

 

実はあまりにも第一印象が強烈で、まだそのインパクトの余韻から抜け出せずにいる。歌詞もまともに読んでいない。歌詞を確認せずになんとなくで聴いている感じだとなかなか殺傷能力高そうなフレーズが頻発していそうなので(褒めてる)、歌詞を冷静に追えるようになったらセカンド・インパクトに襲われるかもしれません。とりあえず《まだ生乾きの後悔》ってワードがめちゃくちゃに桜井和寿!!!!!って思った。

 

 

そんな中でこんなインタビューを見つけてしまい、もうわたしは「Mr.Childrenというバンド、マジで底知れねぇ……」という思いの渦に飲み込まれそうだよ……

「(25周年のライブのような)ああいったものをMr.Childrenに求めている人が多いかもしれないんだけど、次の作品も同じようなものだったら、満足する半面、がっかりもすると思うんです。求められるものに応えすぎたら絶対に飽きられる。期待に半分応えて、半分裏切る。なんてこと言ったら戦略家みたいで嫌だけど(笑)。でも、裏切りながら、結果的にお客さんが望むものになっていくんじゃないかという自信があります。直感的に」

「いつまで叫び続けられるんだろう」――桜井和寿、26年目の覚悟 - Yahoo!ニュース

 

 

総評。

感情のジェットコースターにアップアップしながらなんとか全曲聴き終えて残った感情は、ただただ「ライブで聴きたい」というシンプルな欲だった。このアルバムに収録された数々の音楽をライブで聴けない人生なんてクソだ!!!!って叫びたくなるくらいにライブで聴きたいです。あーーーーーーーーー…マジでライブに行かせてくれ。『皮膚呼吸』をライブで聴きたいんだ……

 

ということでMr.Childrenというバンドの素晴らしさを堪能できる素晴らしきアルバム『重力と呼吸』。まだ聴いていないという方は是非とも聴いてみてほしいです。

Mr.Children、まだまだイケるじゃん!って思えるはず。 

重力と呼吸

重力と呼吸

 

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

▼過去のMr.Children関連の記事はこちら

ap bank fes '18 感想

エレカシ×スピッツ×ミスチル『ド・ド・ドーンと集結決定!!夢の競演』感想

【Mr.Children】ミスチルの楽曲から、好きな歌詞を25個選んでみた。

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*1:あくまで個人的な感想

最近のできごと_在宅夏フェスとかカメ止めとかチバユウスケとか

ついにブログを1本も書かずに8月を終えてしまったので9月は早々に何かしら書くぞ!と息巻いていた。のに気づけばもう10日。書かずにいると書けなくなるとはよく聞く言葉だけどほんとにその通りなのかもしれない。「何かを書こう・書かなくては」という意識が日ごとに薄くなっている気がする……。いかんいかん!ということで2018年夏の出来事を雑に振り返りつつ、リハビリです。

 

・在宅夏フェスが最高に楽しかった

いやぁ最高だったよ #FRFYouTube !!!!!

チバユウスケにハマりだしてすぐにFujirock'18がYouTubeで生配信されることを知り「The Birthdayのライブをオンタイムで!しかも自宅で楽しめる!!!」とめちゃめちゃ楽しみにしていた。フジロックって一度は行ってみたい夏フェスだけど軽い気持ちで足を運んだら痛い目に遭うんじゃなかろうか……とラスボス感アリアリな夏フェスなので初心者にはなかなか手を出しにくい(と思っている)。そんな憧れのフジロックを自宅で楽しめる日が来ようとは。文明の発展はすばらしいな。

そんなこんなで初日のエレカシなんか会社帰りの地下鉄でスマホ片手にめちゃめちゃ楽しんだ。今回の生配信のすばらしいところは各配信が数時間前まではさかのぼって観ることができ(おそらく4〜5時間はさかのぼれたはず)、さらに各日終演後にはその日の配信映像を深夜から朝っぱらまで再配信してくれていたという点に尽きる。つまりそれは寝る暇すらない!ということだ。今回は各ステージの演奏が2チャンネル編成で配信されていたのだが、このさかのぼりサービス(以下おかわりタイムとします)と再配信サービスを使えばタイムテーブルかぶりなんてまったく敵ではない。これ、現地だったら「タイテ被ってんじゃん!諦めなきゃじゃん!!」案件もヨユーのよっちゃんでクリアできるすばらしい構成だったのではないかと思う。現地参戦組にもYoutube生配信とおかわりタイムや再配信サービスを利用してタイテ被りを被害最小限にとどめていた方がいらっしゃったみたい。まぁ自分のお目当てのアーティストが必ずしも生配信されるとは限らないのだけどね。現に今回のフジロック最大の目玉であっただろうボブ・ディラン御大は当然のように配信されなかったし。

とはいえ、わたしが観たかったエレカシThe Birthdayは無事に配信されたので存分に堪能した。カッコよかったなぁチバユウスケ

 

フジロックが開催された土日は、外出の予定が雨で中止になったので時間を問わずフジロックを観ていた。初めて観たアーティストではAwesome City Clubが良かった。夏の夜に彼らの音楽を聴いていると「あぁ、夏の夜っていいよなぁ」としみじみ思えた。夏の夜ってなんであんなに自由で開放感あるのに切なさもあるのか。不思議だ。酒を飲んでデロデロになりながら、いい音楽を聴く。めちゃめちゃ幸せな時間なのにふとした瞬間に世界が『自分のいる空間』と『それ以外の空間』で分断される、みたいな孤独感に襲われてしまうんだよな。

あとはMISIAも圧巻の歌声で最高でした。彼女のライブはap bank fesで観たことがあって「歌うために生まれてきた人間だ」感が凄まじかったのですが、今回もやっぱり「歌うために生まれてきた人間だ」感が凄まじかった。あんだけ伸びやかな歌声が自分から放たれたらそりゃもう気持ちいいだろうなーって思う。そりゃ観客も困惑してしまうような高難度のコール・アンド・レスポンス要求するさ……。

 

まぁそんな感じで在宅の分際で心の底からフジロックを堪能できた。ありがとうフジロック。現地に行ってもいないのにロスになってしまうくらいには堪能したよ。でもやっぱり現地に行きたくなったよ。

今年はフジロックの他にも様々な夏フェスが動画サイトでの配信サービスを実施していて、それってフェスの集客を落としたりしないのかなぁと思ったりもした。でも夏フェスに行きたい人たちって結局は「現地に行ってなんぼ」みたいな感覚を少なからず持っているだろうから、配信観ることで来年の集客に繋がるのかもしれないなぁ……と思ったり。配信で満足できるような人たちは、結局現地にまで足を運ぼうと思うような人たちでもないだろし、潜在的なフェス人口を掘り起こすことという点では配信サービスも有効なのかしら。あとは夏フェスに足を運ぶほどではないけど配信なら観てみよう!という層にアーティストを知ってもらえるチャンスになる、というメリットもあるのかな。

 

余談。

在宅フジロックの余韻のままにライジングサンのGyao!配信もめちゃめちゃ楽しみにしていたのだけど、直前になり、ライジングが生配信ではないことに気づきヘコんだ。あまりの悔しさに当日はtwitterに張り付いてライジング現地勢の感想ツイートを読み漁っていた。スカパラがね……めちゃめちゃ最高のステージだったようで……ほんと、観たかったな。いつだって現場に行っている人間が勝ち組なんだよな。来年はライジング行くぞ、と強く思った。

 

FUJI ROCK FESTIVAL'18 Aftermovie

'1:15くらいで拳突き上げる最高にカッコいいチバユウスケをご覧ください。

 

 

・映画『カメラを止めるな!』を観た(ネタバレ注意)

Picture

話題の『カメ止め』観てきました。

観たい観たいと思いつつなかなかきっかけがなく行けずじまいでいたのだが、チバユウスケが観たらしいので「これは観なきゃ!!!」とオタク丸出しで観てきた。いつだってオレの背中を押すのは推しの一挙手一投足だぜ(推しだけに)。金曜の真っ昼間の上映回だったが、さすが話題作なだけあって席は8割がた埋まっていたと思う。

 

序盤30分くらいはなかなか退屈で「あぁこれはきっと伏線を張っているのだろうな……ここの退屈な時間があとあと効いてくるはずだから耐えるのだわたし」って感じだった。たぶんそれはあの劇場にいた多くの人が感じていたことだったと思う。「今のところ世間が騒ぐほどの話題作か?って感じだけど、たぶん今は伏線を張りまくってる時間なんだ、耐える時間なんだ」みたいな。それで、その予想が見事にドンピシャで、後半の伏線回収がめちゃめちゃ気持ちいい展開。キタキタキター!!!ってめちゃめちゃヒャッハー!でした。

たぶん構成としては、今までにもあったかもしれないのだけど、その見せ方がモノづくりに携わったり、モノづくりに強い憧れを持っている人間には堪らないのではないかなぁ。あと出演されている役者の方々が世間的には無名(わたしが知らないだけかもしれないが)とされる役者ばかりというのも良かったのだろう。妙にリアルな感じがして、ストーリーによりいっそう集中できる環境づくりの一助になっていた。

本編はもちろんおもしろかったしお見事だったのだけど、個人的にはエンドロールが一番胸アツだった。あのエンドロールを観ることで、この作品がどれだけ細やかに神経を配ったうえで撮影されていたかを改めて知ることができた。それと同時に「何だかんだ言ってもやっぱり情熱ってたいせつだよな」と妙にうすっペらいけどでもそれが真理じゃん!!みたいな気持ちにもなれた(たぶん周りからしたらウザいだけ)。

すべてのカラクリを知ったうえでもう1回観るのもアリだよなー、と思える作品でした。

 

 

・引き続きチバユウスケにハマっている

以前チバユウスケにドハマリしたことを書いたのだが、その熱はまだ冷めていない。というか日を追うごとに熱は増す一方だ。彼のキャリアはミッシェルから数えると20年以上に渡るのでそれらを今から追い出したらそれはもう凄まじい量の情報を一気に摂取するということになり、何から追えばいいのやら状態。デビュー当時の映像を見ていた次の日には現在の情報がリリースされ、かと思えばミッシェル解散時のインタビュー記事にぶち当たり……と日々あらゆる年代のチバユウスケ情報に右往左往している。

もうね、まじで本当にカッコいい。チバユウスケに関しては『カッコいい』という一言に全てが集約できてしまうのではと思える。『カッコいい』という言葉こそが彼の魅力を伝える最大にして最小単位の言葉になるのではないかというくらいに『カッコいい』がそのまま『=チバユウスケ』になってしまう。彼は『カッコいい』ことを追求して『カッコいい』モノとして生み出し、それを作品として世間に放ち続けている。カッコいいなぁ。

残念なことにミッシェルはすでに解散してしまったバンドなので彼らのライブを観るという夢は叶えられないのだけど、幸いなことにチバユウスケは今現在も超イケてるロックバンドThe Birthdayのフロントマンとして現役バリッバリのロックンローラーである。ということでこの秋に開催されるThe Birthdayのツアーにはぜひ足を運びたい!と思い、チケット先行にエントリーしまくること数回。ようやくツアーファイナルの中野サンプラザ公演をご用意してもらえた。ヤッター!!!人生初チバユウスケである。今からめちゃめちゃ楽しみです。

 

最近は仕事終わりに新宿のdisk unionでミッシェルのCDやら映像作品を探し回っている。楽しいですよ、union巡り。気づくと何時間も店内をぐるぐるしてしまう。彼らの作品を見つけてはお財布と相談しつつ買い集めているのだが、わたしがもっとも大好きなアルバム『HIGH TIME』にはまだ出会えていない。ネットで探せば難なく手にできるだろうことは分かっているのだけど、なんとなくこの作品だけは店頭で手にしたいんだよな……というよく分からない意地みたいなものがある。なんでだろうか。

そういえばチバユウスケは大のレコード収集家らしく、彼が所属するバンドではたびたびLP盤がリリースされている。今のところまだわたしはそこまで手を出していないが、このままの勢いでいくと軽率にLP盤の収集まで行ってしまいそうなので、そこは冷静さを保っていきたい。でもミッシェルのLP盤ってどれもジャケットがカッコよくて欲しくなっちゃうんだよなぁ……。

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。 

 

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ap bank fes '18 感想

https://pbs.twimg.com/media/DiOtMrmU8AATEER.jpg

7/14(土)15(日)16(月・祝)の三連休、6年ぶりに静岡県つま恋で開催された『ap bank fes'18』に行ってきたので、すでに1週間経ってしまったが感想を書く。

 

わたしが初めてap bank fes(以下ap)に行ったのは2012年に開催された『ap bank fes'12 Fund for Japan』の仙台みちのく会場なので、つま恋で開催されるapに行くのは今回が初めてだった。実は、ここ数年一緒にapに行っていた友人その1が事情により不参加であり、さらに現地で合流予定だった友人その2が開催1週間前に退っ引きならない事情で急遽不参加となり……つまり1人ぼっちで行ってきた訳である。

 

ライブに於いては常々「中途半端に親しい友人と行くぐらいなら1人で行ったほうが気楽でよいな」と思っているタイプなので、今までもRIJFCDJに1人で行ってきた経験を持つわたしだが、さすがに3日間も1人ぼっちはちょいと不安だぜ……と思っていた。ところがどうしてどうして。終わってみれば3日間をめっちゃくちゃにエンジョイし「夏フェスサイコーーーー!!フゥ〜〜〜〜〜〜!!!!」みたいな感想しか残らなかった。前日祭はともかく、本祭1日目と2日目は基本的にライブエリアの最前ブロックにい続けた。あの酷暑のなか半日以上ほぼ立ちっぱなしでライブを楽しめるって実は結構タフらしい。連休明けに会社の同僚に三連休は3日間とも夏フェスに行っていた旨を話したら「あんな暑いなか外にいるなんて考えるだけで嫌になる」と返された。そういえばわたしもライブの楽しさに目覚める以前は「ライブに行くような人種とはぜったい仲良くなれない!」とか思っていたもんな……。結局のところ人なんてもんは自分が楽しめない界隈の魅力なんて理解できないのかもしれない。

 

 

話が逸れた。

 

そんな感じで根っからのライブ好き(音楽好き)が功を奏し、全日めちゃくちゃ楽しめた素晴らしきライブの感想をつらつらと書いていこうと思う。きっと長文になると思います。特に印象に残っている楽曲に関してはofficialの動画貼りました。

 

7/14(土)前日祭

LEGO BIG MORL

初見。MC担当してる人がギター担当だった衝撃。君、ボーカルじゃないんかい!センターでMC担当のギタリスト。斬新!!!最後に演奏していた『RAINBOW』という曲が良かった。

 

Salyu小林武史

相変わらず伸びやかな歌声。Salyuの歌声を聴くと「あぁapに来たんだなぁ」と感じる。大好きな『THE RAIN』からSalyuひとりバージョンの『to U』は嬉しかったなぁ。『THE RAIN』のサビ部分って屋外で聴くと開放感ハンパない。それにしてもわたしはいつになったらSalyuが歌う『青空』をapで聴くことができるのでしょうか(桜井和寿verは聴いたことがある)。毎年思うことだけど、Salyuのapのときの衣装って可愛くてちょっぴりエロスを感じる。あと美脚。

 

ウカスカジー

6月に開催されていたウカスカジーのツアーには不参加だったのでお久しぶりのウカスカジー。まさかの『手を出すな!』を歌ってくれたのでそれだけで大満足。熱心な桜井和寿ファンの方には申し訳ないが、わたしはやはりMr.Childrenで歌っている桜井和寿が好きであるとここ数年で気づいたので、比較的ゆるい気持ちで観ていた。だってなんか桜井さんがラップ歌ってると恥ずかしくなっちゃうんだもん……。でも『手を出すな!』だけはとても好きな曲なので聴くことができてうれしかった。大好きなんだよあの曲。(動画貼りたいけどofficialのものがなかった……)

 

 

残念なことに、前日祭は頭痛によりここでリタイア。頑張れば最後までいられたかもしれないが「今日無理をして明日から始まる本祭に万全の体調でのぞめなくなったら最悪だよな」と考えを改め、早々にホテルに戻った。慣れない暑さと、あとは恐らくだけど会場到着早々に飲んだビールが良くなかったのだと思う。

結局この日は、帰りにコンビニで買った冷麺を夕食に食べ薬を飲み、20時には就寝。あまりにも早く寝すぎてしまったため夜中の1時に目が覚めてしまい再び眠りに就くまでミッシェルのライブ映像を見漁っていた(最近の日課)。

 

7/15(日)本祭1日目

朝9時にホテルを出発。掛川駅シャトルバス乗り場にはすでに長蛇の列ができていた。マジカヨ……。並ぶこと2時間、ようやくバス乗車。さすがに開演には間に合うと思っていたが、その考えは甘かったようです。会場到着したらすでにトップバッターであるBANK BAND with ナオト・インティライミのライブが始まっていた。無念。「明日はもっと早く出発しよう」といきなり反省からの本祭スタート。

 

東京スカパラダイスオーケストラ

今年のapの優勝は東京スカパラダイスオーケストラの皆さんに決定で〜〜〜〜〜す!!!!!というくらい素晴らしかった。1曲めから会場中の客のハートを鷲掴みにしていたと思う。マジで凄かった。結成30周年のキャリアを見せつけるような圧倒的なパフォーマンス。そりゃあれだけたくさんの楽器をジャンジャン鳴らされたら盛り上がらない訳ねーだろ!?ってくらい優勝だった。「もう1回最初っから演ってくれ!」ってくらい最高でした。スカパラのワンマン行ってみたいわー。スカパラに関してはゲストアーティストを迎えた楽曲くらいしか知らないのだけど、彼ら単独での楽曲だとドラムの人が歌ったり谷中さん(わたしが唯一お名前を存じ上げているメンバー)が歌ったりとボーカル固定されていない模様でした。ドラム叩きながら1曲フルで歌いきるってすごいなー。マジで圧倒的にかっこ良かったです。主題歌だったドラマ(松嶋菜々子主演『美女か野獣』)もドハマリした『銀河と迷路』、桜井和寿をゲストボーカルに迎えての『美しく燃える森』。最高でした。まぁオリジナルの民生には勝てませんが。あとわたし思ったよりスカパラの楽曲知ってた!結構CMとかで耳にしてるもんだな。

 

YEN TOWN BAND

今年もCHARAはキュートだった。そんでもって今年のCHARA小林武史を「たけポン」と呼んでいた。CHARAほどキュートって言葉がピッタリくる女性っていないと思う。本当にキュートでした。それでやっぱりYEN TOWN BANDといえば『Swallowtail Butterfly ~あいのうた~』。今年も最高でした。

 

BANK BAND with 佐藤千亜妃(きのこ帝国)/ Salyu / 竹原ピストル

ap恒例のBANK BAND withコーナー。個人的には竹原ピストルさんを楽しみにしていた。去年のapで初めてピストルさんのライブを観て、そのパワーに圧倒された。今年もとても楽しみにしていた。わたし彼の『RAIN』という曲が結構好きです。たしか去年のapでも歌っていたと思う。サビ部分の櫻井さんとのハモリが最高だった。去年のapでめちゃくちゃに感動して爆泣きしてしまった『Amazing Grace』を今年も聴けたら嬉しいなーとか思っていたのだけど歌ってくれませんでした、残念。

 

ROGUE

当初出演予定だった2012年のapではボーカル奥野さんの体調面への考慮から叶わなかった共演がついに果たされたということでグッと来た。わたしはROGUEというバンドには全く詳しくないのだけど、櫻井さん経由で知った『終わりのない歌』は2012年当時、apから帰って来て何回か聴いていたので「あぁやっと一緒に歌えたんだねえ」と、まるで関係者のような心境になってしまい感慨深かった。ROGUEの演奏を舞台袖で観ていたらしい櫻井さんが登場するなり「聴きたい曲ばっかり歌ってくれた」とハシャいでいたのがとても良かった。ほんとにROGUEが好きなんだね。

 

Mr.Children

はい、大本命。本祭1日目のセットリストはこちら。

01.HERO
02.HANABI
03.youthful days
04.彩り
05.here comes my love
06.fanfare
07.himawari
08.GIFT

まさか1発目にHEROがくるとは思っていなかったので驚いた。ここ最近のライブ、高頻度で『HANABI』を歌っているような気がして、聴きながら「やっぱりタイアップ先への配慮か?」とか思っていたけど、よく考えたらこの曲ってそもそも夏の曲だった。『youthful days』から『彩り』への流れ、良かったなー。そして何度聴いても『himawari』が悲しい曲過ぎて泣けた。相変わらずナカケイがハチャメチャにかっこ良くて上手側の最前ブロックを陣取ったわたしグッジョブ!って感じでした。

途中のMCで桜井さんが「ロックフェスってのは大抵のばあい客席が黒っぽい服のお客さんで埋め尽くされるもんだけどap fesは色とりどりの春みたいな、初夏の爽やかさみたいにカラフルなTシャツで埋め尽くされていて。こんなに色鮮やかなフェス会場はap以外にないって自信を持って言えます。皆さんが何年も掛けて育ててくれたフェスです」みたいなことを言ってて、そういった想いがあるからこそ彼らにとっての『つま恋』が特別な場所であり続けるんだろうなぁとぼんやり思った。わたし自身は今回のapがつま恋初体験なので、ぶっちゃけた話こんなにもつま恋が特別視されていることに「なんで?」とすら思っていたのだけど、ap bank fesという夏フェスに立ち上げから関わっている人々からしたらそりゃ思い入れのある場所になるよなーと今さら何となく理解できました(遅い)。まぁそんな感慨深げな風に話していた桜井さんはじめステージ上のMr.Childrenの皆さんは4人共に真っ黒な衣装に身を包んでいたのだけども。

 

 

ここで一旦ライブエリアを抜けて夕食を食べにフードエリアへ移動。ビールを飲みつつ美味しいソーセージを食べていたところ、まさかのBANK BAND withスガシカオフジファブリックの『若者のすべて』をカバーするという事件発生。マジでショックでした。まさかここで歌うとは……。スガさんのライブは何回か観たことあるから音だけ楽しめればいいやぁ、などと考えたわたしが馬鹿だった。BANK BANDのカバー楽曲の中でも1、2を争うほど好きな曲をまさかこんなシチュエーションで聴くことになるとは。完全に油断していた。実は去年のapで歌ったことで「今年は歌われないだろうな」とか思っていたのだけど予想が外れた。あぁ本当に残念。今年のapいちばんの後悔です。あぁ……本当に残念(ショック過ぎて2回言う)。ちゃんと聴きたかったな。イントロ聴こえた瞬間からめっちゃ急いでビール飲み干してソーセージ早食いかましてライブエリアにダッシュしたけど全然間に合わなかった。

 

 

BANK BAND

『Drifter』と『僕らが旅に出る理由』を立て続けに聴けた喜び……。これで『若者のすべて』も聴くことができていたらなぁ。そんでもって念願の『MESSAGE』。ライブで聴いたらぜったいに泣いてしまうよなーと思っていたけど案の定泣いてしまった。歌詞がもう本当にグサグサ刺さり過ぎるんだよ。

「きっとうまくいく」とか「何か意味がある」とか

スケールの大きな嘘で ただ忙しいだけの

ちっぽけな暮らしを 慰めて生きてる 

いやいやいやいや容赦ない歌詞だな!!!?痛いとこグサグサ突いてくるじゃん……。

 

さらにまだグサグサ容赦ない詞が続く。

 自分と違う誰かの生き方とハモれずに

心がささくれ立つ日は

この世界に生まれた意味をぼんやり考えたりもする

 

(中略)

 

「何かの暗示」だとか「別の意味がある」とか

 スケールの大きな嘘を 冷めた顔で馬鹿にしながら

どこかで信じて暮らしてる

しんどーーーーーーい!!!!非常にしんどい歌詞でした。こんなの1人ぼっちで行った夏フェスで歌われてみろよ。嘘だろってくらい涙止まらなくなるから。

 

 

そんなこんなで本祭1日目終了。

帰りのシャトルバスがまたしても激混みで50分待ちとか言いやがったので夏フェステンションで歩いて帰ってやりました。徒歩で50分と案内された道を40分で帰ってやりました。元気かよ!!!!!

 

 7/16(月・祝)本祭2日目

1日目の反省を活かし朝7時にホテル出発。さすがにシャトルバスもガラ空きでソッコーで乗車。スイスイと会場に到着。無事に開演に間に合った。それどころか早く着き過ぎで開場まで30分くらい炎天下で並んだ。ドンマイ!

 

BANK BAND with 高橋優 / チャラン・ポ・ランタン

オープニングアクト。念願のBANK BANDによる『よく来たね』を聴くことができた。わたしにとってのapは櫻井和寿さんに『よく来たね』と言ってもらうために行くようなものなので、感動もひとしお。もうほんとうに嬉しかった。はぁ……感無量。

 

その後に登場した高橋優。顔面全体で歌う、みたいな力強いパフォーマンスだった。何年か前のビバラロックで観たときより垢抜けた印象。高橋優さんって、めちゃめちゃ「陽」のアーティストって感じ。アーティストには「陰」と「陽」があると思っているのだけど、彼はわたしの中では「陽」。ちなみにMr.Childrenも一般的には「陽」なのだと思う。わたしはどちらかというと彼らの「陰」な面を押し出した楽曲が好きなんだけどね。『REM』とか。

チャラン・ポ・ランタンは「徳井だ」と思わずにはいられなかった。隣で観ていた客がももちゃんの抱えるブタのぬいぐるみを見て「なんでブタ抱えてるんだ?」ってボソッと言っていたのが忘れられない。なんでももちゃんは毎回ブタのぬいぐるみを抱えているのだろうか。どういう設定だよ……。

 

indigo la End

川谷絵音さんってライブのときいつもあんなにジメーっとしているの?心配になるレベルで覇気が感じられなかった。それともindigoではそういうキャラ設定で、ゲスのときはもうちょっと元気キャラだったりするのだろうか……。indigoのライブは初見だったのだけど、川谷絵音のハイトーンボイスの美しさに驚いた。あとハモリ担当している女性がカッコ良かったなー。

とか思っていたら終演後。

 絵音、大丈夫か!!!?あんなに暑いのに黒い長袖シャツなんて着てライブ演るからだよ!!

桜井さんに褒めてもらえて良かったね。

 

ハナレグミ

わーい!楽しみにしていたハナレグミ。青空の下で聴くハナレグミ最高だー!『深呼吸』から『オアシス』への流れ最高でした。欲を言えば『家族の風景』も聴きたかったなー、なんて。(いや、本音を言えばSUPER BUTTER DOGの『サヨナラCOLOR』をいつかライブで聴いてみたいんですけども)

 

MAN WITH A MISSION

MWAMのライブを観るのは今回で2回め。RIJF2015で彼らのライブを初体験したわたしは、サークルモッシュに巻き込まれかけめちゃめちゃビビったという苦い経験を持っている。それ以来、MWAM=ライブが危険!という苦手意識を持っていた。彼らの出演がアナウンスされたときも「マンウィズ出るのか……モッシュとか起きちゃうのかな。怖いな、怖いな(リスペクト稲川淳二)」とビビっていたのだが、今回のapでその苦手意識を払拭できた。とても楽しかった!めちゃめちゃ盛り上がった!まぁそこは夏フェスといえど所詮はapなのでサークルモッシュやダイブが起きるわけもなく、彼らの普段のライブに比べたらとても平和な盛り上がり方だったのだろうけど、初心者にとってはそれくらいがちょうど良いよね。モッシュもダイブも、それがそのアーティストのライブが持つ個性なんだよ!と言われてしまえばそれまでなんだけど、それを理由にそのアーティストへの興味が苦手意識に転換してしまうのは非常にもったいないよな…とモッシュダイブ文化に不慣れなわたしは思うのだけど……そこら辺どうですか?そんな甘っちょろい考えのファンはいらねーよって感じのアーティストもいるのかしら。でもやっぱりモッシュやダイブが怖いって人も一定数はいるんやで。

歌唱中、会場内のモニターにボーカルの人(狼)が何度も映されていたんだけど、狼部分の鼻から上しか映らないような画角で撮られてて「配慮!!」って感動した。

ライブ終了後、彼らのファンが一斉にバンド名がプリントされたタオルを掲げてる姿には彼らのファンであることのプライドみたいなものを感じて勝手にグッと来たりしていた。自分が好きなアーティストのパフォーマンスでフェス会場が大いに盛り上がるのってファンとして誇らしいよね。

 

・[ALEXANDROS]

まさかapで[ALEXANDROS]のライブを観られるとは思っていなかった。といっても彼らの楽曲の中で曲とタイトルが一致しているのは『ワタリドリ』くらいなのだけど。『ワタリドリ』は一時期ラジオでパワープッシュされまくってて、仕事しながら何回も聴いた思い出。イントロの疾走感が堪らなく好き。そして聴くたびに「このバカ高いサビ最高だな!」と思っていた。ライブで聴いてもやっぱりバカ高かった。ボーカルの川上洋平がテンション高めに客を煽って、みんなもテンション高めにサビを一緒に歌ってたんだけど、バカ高い部分に差し掛かった瞬間分かりやすく客の声量が落ちてて「さすがだ……」と思った。あのバカ高いキーは一般人には難しいよな。ライブで一緒に歌うときのような発声だとあのキーはなかなか難しい。みんな一瞬にしてウィーン少年合唱団みたいな発声に切り替えてたもん。

今をトキメク超人気バンドらしく黄色い声援が飛び交っていたのが印象的。わたしの前で観ていた若い女子は「洋平さんマジやばい!妊娠する!」と終始キャーキャー歓声を上げていて「妊娠する訳ねーだろ」とついつい脳内でツッコミを入れるのに忙しくなってしまい彼らのパフォーマンスへの集中力が3割くらいは落ちていたと思う。

それにしてもイントロのギターリフ最高だな。

 

Mr.Children

2日目のセットリストはこちら。

01.足音 ~Be Strong
02.HANABI
03.fanfare
04.彩り
05.here comes my love
06.忘れ得ぬ人
07.himawari
08.GIFT

まさかの『忘れ得ぬ人』!!!わたしは『忘れ得ぬ人』という作品は桜井和寿小林武史への想いを歌った楽曲である、と勝手に位置づけているので、そんな曲をapで歌われた日にはそれはもう感極まってしまう訳だ。去年のapで桜井さんが小林武史への感謝を口にしながら涙を流す様を見て、やっぱりMr.Children小林武史のあいだには彼らにしか分からない繋がりがあるんだよなーと思った(あたり前だけど)。Mr.Childrenファンの中には小林さんのことを否定的に見る人もいるけど、わたしはそうではない。だってわたしが好きなMr.Childrenの楽曲って比較的小林武史カラーが色濃く感じられる作品が多いし……。エソラとかエソラとか、あとエソラとか。比較的新しい作品でいえば擬態とか幻聴もTHE 小林武史プロデュースって感じだし。Mr.Childrenがセルフプロデュースを名乗るようになって一発目にリリースしたアルバム『REFLECTION』で「わたし幻聴が1番好きかもなー」と思って歌詞カード見たら幻聴のクレジットに小林武史の名前があって「あぁやっぱりわたし小林武史プロデュースのミスチル大好きなんや……」と痛感した思い出。マジでイントロの魔術師だからな小林武史

 

BANK BAND with 絢香 / 岡村靖幸

岡村ちゃん凄かった!凄い凄いとは聞いていたけど想像以上だった。あんなにキレッキレのダンスを繰り出す人だったとは……!岡村ちゃんの楽曲は『愛はおしゃれじゃない』くらいしか知らなかったのだけど全曲ノリノリで楽しめた。マジ最高だった。会場中がクラブかよ!!?ってくらいノリノリだったと思う。あんなにキレッキレのダンスを披露したのに一言もMCで喋ることもなくステージを去る岡村ちゃんめちゃめちゃカッコ良いな……。岡村ちゃんワールドを存分に見せつけられた。凄かった。強烈過ぎた。『愛はおしゃれじゃない』の〈くちびるをつけてみたい 君のそのくちびる 今夜 くちびるをつけてみたい〉って部分、変態チックで最高。

 

BANK BAND

本祭1日目の『Drifter』に続き、2日目は『糸』からの『僕らが旅に出る理由』。何度聴いても『僕らが旅に出る理由』はいい曲だなー、と思う。さすがだオザケン!!!

そしてやっぱり2日目であっても『MESSAGE』に泣いてしまうわたし。

 

 

まとめ

初めて全日程に参加することができた(前日祭は途中リタイアしてしまったけれど)ap bank fes。あのバカ暑い直射日光のもと、ほぼ立ちっぱなしで3日間もハシャギ続けたことで気づいたことがあった。それは「わたしってどんなアーティストのライブでも思いっきり楽しめるお得な性格をしているのではないだろうか」という自分自身のポテンシャルの高さだ。どうやって比較すればいいものなのか、そもそも誰かと比較するものでもないと思うのだけど、あまり詳しくないアーティストを立て続けに3日間も観続けたのに常に身体のどこかしらを動かし続けていられた(ノリ続けていられた)のって結構すごいことなのではないか、と我ながら思う。それってやっぱり音楽が好きだからなんだろうなー、と。特にapってBANK BANDを中心とした構成の部分は生演奏が主軸なので、バンド音楽好きとしてはバンドを従えてのパフォーマンスが多く観られるapってめちゃめちゃテンション上がるイベントなのかもしれない。やっぱり生演奏ですよ、生演奏。

いや、もしかしたら音楽はもちろんだけど、その上さらに夏フェスというものが好きなのかもしれないな。あの、どんなジャンルも混ぜこぜにして下手すりゃカオスになってしまうような場で、普段は接点を持たないようなジャンルのファン同士が音楽体験をシェアする感覚が好きなのかもしれない。

 

思い返せば初めてap bank fesに行った2012年のわたしは夏が大嫌いだった。でもapに行くようになって、その後、サマソニにも行って、BUMP目当てにRIJFにも何度か行って……。行き始めた当初は「大嫌いな夏を少しでも好きになれたら儲けものだな」とか思いながら多少無理やりテンションを上げて足を運んでいたのに、今となっては1人でも躊躇なく全日参加して心の底から楽しんでいる。素晴らしい成長だ。あんなに大嫌いだった夏も割りと好きになったし。それが「夏は夏フェスがあるから割りと好き」という理由なのも素晴らしいことだ。夏フェスに出会えて良かったなー。夏を好きになれたもの。夏フェスを思う存分楽しむために、春になると夜にランニングしたり毎晩スクワットして足腰鍛えたりしちゃうくらいには夏を待ち遠しく思える自分になれたって驚きの変化だ。

あー来年はap以外の夏フェスにも行ってみたいものだ。

 

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

▼2017年のap bank fes関連の記事はこちら。

【ap bank fes 2017】7/29(土)&30(日) 行ってきたので感想を書きました

【今週のお題】雨の夏フェスを初体験した「ap bank fes」の思い出。

 

参加しています→【ライブ・コンサートブログ】人気ランキングはこちら。

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最近のできごと_転職・ap bank fes・ミッシェルのこととか

あっという間に7月。2018年も半分過ぎた。平成最後の夏もあっという間に終わるんだろうな……。去年の七夕に始めた当ブログも開設1年を迎えた。たま〜に読み返すと開設当初のテンション高めな文章がめちゃくちゃ恥ずかしいけど、それもまぁ思い出ですよね。人生に於いての黒歴史は人生をフルコースで深く味わうためのいくつものスパイスのうちの一つみたいなもんです*1

 

・転職

4月から働き始めた転職先で3ヵ月の試用期間が終わり、今月から正社員として働き始めた。業務内容などは何も変わらないけど雇用形態が変わったことで福利厚生にやっと加入できた、良かった。あとようやく事務所の鍵を貰えました。通勤電車の乗り換えの都合上、始業時間の30分前くらいに会社に到着してしまう。わたし以外には誰も出社しておらず、事務所前でひたすらステイ!みたいな事態にもオサラバできます。ヤッタネ!!!

新しい職場はいい環境だと思う。小さな会社なのでいろいろとユルくて有り難い。同僚の皆さんも嫌な人はいないので人間関係でのストレスも少ないだろう。まぁそもそもわたし自身が割りと誰とでもそつなく付き合えるタイプなので、今まで人間関係に苦労した経験もないのだけれど……。

そして何と言っても完全週休二日制だ。完全週休二日制だよ(大事なことなので2回言う)。完全週休二日制がこんなにも心身ともに負担が少ない働き方だとは思いもしなかった。なんなの、めちゃめちゃ自分に優しい働き方じゃん完全週休二日制働き方改革じゃん(違う)!!!!労働する日がたった1日違うだけでこんなにも楽チンなものなのか。1週間がとっても短く感じる。水曜日を迎えてからの「あと2日だ」という事実だけで気持ちがスッと軽くなる。素晴らしい効果だな、完全週休二日制。土・日と2日間休みがあると「よし2日も休みがあるなら土曜日くらいは出かけてやるぜ」という気持ちになるのでQOLがとても高まった、気がする。良いことです。毎週末に連休があるなんてハッピー過ぎるだろ。

あと盲点としては通勤が新宿経由なので、気を引き締めないと軽率に買い物をしてしまうので注意が必要だ。働き始めた4月の頃は仕事帰りに「わ〜〜〜い!我は社会人なり〜〜〜〜!定職に就いているから毎月決まった日、振り込まれてくるサラリー*2!!!」とジャンジャンバリバリ買い物してて、しかもカード決済してて、引き落とし日にこれぞ地獄!!!!(白目)って感じだった。給料日ナニソレ美味しいの?状態で目ん玉飛び出たけど、それ以来、気を引き締めて何とかカード破産せずに済みました。クレジットカード管理アプリもダウンロードした。クレジットカードは魔法のカードではないのだ!気づいて良かったです。

 

 

ap bank fes

平成最後の夏はap bank fesで始まり、ap bank fesで終わる予定。RIJFサマソニも行かないことにした。出演アーティスト的には実はRSRが気になっているのだが、軽い気持ちで航空券を調べたらバカ高かったので諦めました。いつか行ってみたいな、ライジング。

実はap bank fesにエレカシが出るって信じて疑わなかったので、最後までエレカシ出演のアナウンスがなく全ラインアップが揃ってしまいめちゃめちゃヘコんだ。春にエレカシミスチルスピッツの対バンがあったし、エレカシは今までにもapに出演したこともあるし、フジロックにもRSRにもRIJFにも出演するからきっとapにも出演してくれるんだろうな〜って自分の中で勝手に確定事項にしていたのだ。その分、めっちゃヘコんだ。まぁ勝手に確定事項にしていた自分が悪いんだけど。

昨日ミスチルが縁で仲良くなった友人と久しぶりに会った。彼女は例の対バン以降、完全にエレカシ沼に落ちたらしく2人でエレカシの魅力について語り合ったのだが、その過程で衝撃の事実が発覚した。ap bank fesが行われている期間中エレカシは札幌でワンマンの予定らしい。マジカヨ……。あまりにも衝撃すぎて、友人に対し「もっとはやく教えてくれよ!!」と超理不尽なキレ方をしてしまった。そうだよな、気になるアーティストがいるなら公式サイトでその日程にワンマンないかを調べるべきだったよな、と超初歩的な事実に目からウロコわんさか落ちた。情報化社会の波に乗り切れていない。

あと週末に突然投下されたBANK BANDの新曲がとても良い。帰りの電車の中でリリックムービーなるものを見たのだけど、人目も憚らず泣いてしまった。ちょっと疲れてるときに見たらダメな動画でした。櫻井和寿お得意の、自分自身の非常にパーソナルな心情から世界に広がり、そして最後はまた個人の心情に戻ってくる、という構成になっていて「あぁ櫻井さん、あなたって人はほんとに……」と彼の作詞能力の高さにも涙が出た。もう今すぐ買うぞ!!!って目に涙溜まったままiTunesMusicStore覗いたら全然見つからなくて、改めて公式サイトで確認したら7/13(金)配信開始となっていて別の涙が出たよ。焦らしプレイ……。

仕方ないのでリリックムービーとやらを貼っておきます。みんな!見てくれよな!!!

 
お天気が少し気がかり。青空の下でビール飲みたいんじゃ……。そろそろ荷造りもしなくてはだなぁ。
 
▼ちなみに2017年のap bank fes関連記事はこちら

 

 

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

「おい!なんで今まで誰も教えてくれなかったんだよ!!!」案件。

6月末、突如としてチバユウスケという人間に興味を持ち、そこから一気にミッシェルにハマっている。きっかけはTwitterで流れてきた1枚の写真。そこに写るはイケてる爺。

 

「このイケてる爺は誰だ?」という疑問から、彼がチバユウスケという人物であり、そしてあの有名なロックバンド『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT』のボーカリストであったことを知った。その時までわたしの中にミッシェルの知識はほぼ皆無に等しく、バンド名は聞いたことあるけど曲はおろかメンバーの名前も顔も知らないぞ、でも人気があったことはなんとなく知っているぞ、といった感じ。いろいろ調べているうちに、かの『Mステ t.A.T.u.ドタキャン事件』で彼女達に代わり2曲披露したバンドだと知り「あぁあのバンドかぁ」と思った程度の知識しか持ち合わせていなかった。でもめちゃめちゃ人気があったことは知っている。そんなに人気があったバンドってどんなもんじゃろ?ってことでインターネット社会の恩恵を享受しまくりライブ映像を見てみた。

ド肝抜かれた。こんなにカッコいいバンドだったのかよミッシェル!!知らなかったよ、教えてくれよ誰か!!!!

初見なのにあまりのカッコよさに涙出た。そして笑ってしまった。人間って、喜怒哀楽に関わらず自分のキャパシティを超えたモノにぶち当たると意味もなく泣いたり笑ったりしてしまうらしい。こんなハチャメチャにカッコいいバンドがいたなんて……。そう、「いた」なんて。彼らは10年以上前に解散してしまっているし、ギターのアベフトシは何年も前に亡くなってしまっていた。またしても『二度と見ることができないバンド』に落ちた。はぁ……………。

 

とりあえず次の日ソッコーでTSUTAYAに行きベスト・アルバムを借りてきた。どの曲も素晴らしくカッコよかったので「これはもうダメだ!すべてを聴かねば!!沼だ沼、ミッシェル沼だーーー!」と腹を括ってそのまた次の日には彼らの全オリジナルアルバムをレンタルしてきた。そして念のためにチバユウスケが現在活動しているバンド『The Birthday』のベスト・アルバムも借りてきた。

 

まだ全曲聴けてないのだけれど『シャンデリア』『ブラック・タンバリン』『リリィ』『ゲット・アップ・ルーシー』『赤毛のケリー』『バードメン』『ドロップ』『ジプシー・サンディー』『エレクトリック・サーカス』……はい、選べない。ぜんっぜん選べなかった。選べなさすぎて笑えるレベルで選べなかった。まじで『シャンデリア』のイントロとかギターがカッコ良すぎでアホかよってレベルでカッコ良いです。イントロがサビかよってレベル(?)。なんかもうとにかくカッコ良さを極限まで追求したようなカッコ良さでこれはもう男も女も関係なく惚れてまうやろーーーーー!!!!!

そんでもって今日はミッシェルのラストライブの映像を中心に制作された映画『THEE MOVIE』を観て「あああああああーーーカッコ良いーーーーこの人たちマジでカッコ良いーーーーー」と朝っぱらから脳内でアドレナリン大爆発させていた。

ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” ?LAST HEAVEN 031011? [DVD]

ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” ?LAST HEAVEN 031011? [DVD]

 

 

これだからロックバンドは最高なんだよ、もうとにかくカッコ良い。最高だ……。

そんでもってThe Birthdayライジングに出演するらしい。ますます気になるよライジング。

 

これからしばらくはミッシェルミッシェル騒ぐことになると思う。

音楽ほんと最高(真理)

 

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*1:それはMr.Childrenの『HERO』

*2:それはMr.Childrenの『さよなら2001年』

『hide TRIBUTE IMPULSE』全曲感想

hide TRIBUTE IMPULSE

 

今更になるが先日発売された『hide TRIBUTE IMPULSE』が思いのほか良作だったので感想を書こうと思う。あくまで音楽素人が、好き勝手に抱いた感想です。

 

収録楽曲及び参加アーティストはこちら。

参加アーティスト/収録曲

1. Dragon Ash / ROCKET DIVE
2. MIYAVI / ピンク スパイダー
3. FLOW / D.O.D. (DRINK OR DIE)
4. Cocco / GOOD BYE
5. 西川貴教 / ever free
6. HISASHI × YOW-ROW / DOUBT
7. ACID ANDROID / ELECTRIC CUCUMBER ※1
8. BREAKERZ / EYES LOVE YOU
9. SEXFRiEND ※2 / Bacteria
10. GRANRODEO / TELL ME
11. hide / HURRY GO ROUND (hide vocal Take2) ※3

※1 zilchのナンバー
※2 アイナ・ジ・エンド(BiSH)とUK(MOROHA)によるスペシャルユニット
※3 20th Memorial Track

 

ちなみに参加アーティストの中でオリジナルアルバムをまともに聴いたことがあるのはCoccoだけである。 Dragon Ashと西川さん、FLOW、アイナちゃんの歌声は何曲か耳にしたことはあるなぁ程度。その他のアーティストに関しては今回のトリビュート版がほぼ初聴きです。

 

 

 

1. ROCKET DIVE:Dragon Ash 

ROCKET DIVE

ROCKET DIVE

  • provided courtesy of iTunes

めちゃめちゃカッコいい仕上がり。まずイントロからカッコいい。あのお馴染みのメロディが遠くから聴こえてきて、シンバルの音で切り返す部分めちゃめちゃ好きです(伝われ)。kjの声ってこの手のサイバーっぽいアレンジもハマるんだなぁ……。ラスト大サビ前の転調部分がアソビ心溢れるアレンジ、特にドラムが刻むリズムがとても良い。楽曲全体としては本家であるhide with spread beaver版が持つ疾走感を120%増量しましたって感じの印象。 

 

 

2. ピンク スパイダー:MIYAVI

ピンク スパイダー

ピンク スパイダー

  • MIYAVI
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

「正統派な感じできたなぁー」というのが第一印象。イントロのギターが何かに似てると思ったのだけど何に似ているのか思い出せない。ちょっとスパイ映画っぽいと思いました。MIYAVIといえばギターの印象が強く、歌声を聴いたのは初めてだったのだけど、ボーカルにエフェクト掛けまくった今作のようなアレンジは毎回のことなのだろうか……。本家よりもサラッとした仕上がりで『メカ ピンク スパイダー』といった雰囲気(なんのこっちゃ)。あと、サビ部分のリズムの取り方が面白いなぁと思った。

個人的にはラストの「わずかに見えた/あの空の向こう〜」の部分だけでも、もっと生声っぽくしたら面白くなりそうでは……と思ったり。

 

 

3. D.O.D. (DRINK OR DIE):FLOW

D.O.D. (DRINK OR DIE)

D.O.D. (DRINK OR DIE)

  • FLOW
  • ロック
  •  
  • provided courtesy of iTunes

どっからどう聴いても「めちゃめちゃhideのファンでしょ!?」と疑いようもないほど本家に忠実な仕上がりで思わず笑ってしまった。hideお得意のあのミンミン声があそこまで再現されているとは……。最後に収録されている音声は実際の打ち上げで録った音声らしく、そんなお遊び加減もhideがやりそうだなーと思ったり。聴くだけで酒が飲みたくなる。ちなみにFLOWのメンバーはhideのソロライブでステージに上ったことがあるらしい。羨ましい限りである。

 

 

4. GOOD BYE:Cocco 

GOOD BYE

GOOD BYE

  • provided courtesy of iTunes

最も期待していた一曲。この曲が聴きたいがために本作を購入したと言っても過言ではない。アコギとハーモニカのシンプルな構成がとても良い。わたしはどうにもhideが歌う『GOOD BYE』という曲を聴いた後にしんみりしてしまうので、メンタルが弱っているときなどは避けがちである。ところがCoccoが歌うこの曲にはそのしんみり感がない。それどころか希望の光すら感じられるような気がしたのだけど、何故だろうか。あの伸びやかで優しく温かみのある声が、そう感じさせるのかなぁ……。とても丁寧に歌っている。Coccoが自分の曲を歌ってくれていることをhideも喜んでいるだろう、なぁんて。

 

 

5. ever free:西川貴教 

ever free

ever free

  • provided courtesy of iTunes

トリビュート版というものはカバーするアーティストの持ち味を出してナンボの世界であるからオリジナル版と比べるなんてナンセンスだぜ、と常々思っていた。いたのだけど……。ちょっとこれだけは無理だった。いやー、西川さんには申し訳ないけどイントロ始まって早々に「無理だー!」とiTunesを一時停止させてしまうくらいには無理でした。買ってきたCDを聴くに耐えないという理由でストップしたのは人生初かもしれない。とにもかくにも曲調が無理だった。何ていうか、長調短調になってませんか?といえば伝わるのだろうか。多分この表現は間違っていると思うんだけど長調短調になっちまった!!!と感じたのです。誰か音楽に詳しい人、わたしが伝えたいこのモヤモヤを音楽用語で説明してほしい。そもそもわたしが「ever free」を結構好きだということも大いにあると思うが、あの曲はポジティブソングであってほしかった。故にあのアレンジはどうしても許せなかった。西川さん、すまない。でも西川貴教っぽさはあったと思う。……フォローになっているのか?

 

 

6. DOUBT:HISASHI × YOW-ROW 

DOUBT

DOUBT

  • HISASHI × YOW-ROW
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 冒頭の「嘘つき」ってセリフはHISASHIの声なのだろうか。めちゃめちゃエロくてびっくりした。こちらも正統派カバーといった仕上がり。サイバー系のアレンジはいかにもHISASHIっぽい。hideとHISASHIはインターネット黎明期から当時のアングラなサイト情報を共有し合う仲だったらしい。hideがソロ活動を続けていたら、どこかでコラボすることもあったのなぁと思ったり……。話は変わるが、中学・高校時代GLAYにドハマリしていた時期がある。hideとHISASHIの関係性を知ったとき「巡り巡って繋がるもんだなぁ」と妙に感慨深くなったりもした。ちなみにJIROちゃん推しです。

 

 

7. ELECTRIC CUCUMBER:ACID ANDROID

ELECTRIC CUCUMBER

ELECTRIC CUCUMBER

  • provided courtesy of iTunes

今作にzilchの楽曲をぶっ込む心意気に感動した。zilchいいよね、かっこいいよね!!!オリジナル版とはガラッと変わった仕上がりに最初こそ驚いたが、聴いてみるとどうしてどうして……結構いいよなーと思う。最初から最後まで目立った盛り上がりを見せずに終わる感じも面白い。初めて聴いたとき、何故かは分からないけど真夜中の薄暗い路地を歩く狼男の姿が思い浮かんだ。なんか「バケモノがひっそりと活動をし始めたぞー!」感ある。まぁ、伝わらないだろうな。

個人的にはzilchでは『What' Up Mr.Jones』と『Psyche』が好きなので、そのどちらかが選曲されてたら良かったのに、と思ったりもした。

 

 

8. EYES LOVE YOU:BREAKERZ

EYES LOVE YOU

EYES LOVE YOU

  • provided courtesy of iTunes

「おぉ結構いい感じだ」といい意味で裏切られた一曲。DAIGOの歌声がオリジナル版のhideの歌声に似てると思ったのはわたしだけでしょうか。歌声にエフェクト掛けたりせず、ザ・王道なカバー。こういった面にも育ちの良さが出るものなのだろうか……。

 

 

9. Bacteria:SEXFRiEND

Bacteria

Bacteria

  • SEXFRiEND
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

以前からBiSHのアイナ・ジ・エンドの歌声が好きだったので、今回の参加を知りとても楽しみにしていた。そして聴いた。めちゃめちゃ良かった。オリジナル版とはぜんっぜん違う、これはもう別の曲じゃねーか!!と思うぐらいぶっちぎったアレンジだけど、これはこれでアリだ。というか、やっぱりわたしはアイナのハスキーボイスが好きなのだ。途中に挟まるシャウトも良い。毒っ気があるのに可愛いなんてズルいなぁ。アコギとアイナの声のみとは思えないぐらいパワフルな一曲です。(それにしてもバンド名はもうちょっとどうにかならんかったんだろうか……)

 

 

10. TELL ME:GRANRODEO

TELL ME

TELL ME

  • provided courtesy of iTunes

 『TELL ME』が持つポップ感みたいなものが失われていなくて良い。こちらも正統派なカバーだな、と感じた一曲。GRANRODEOというアーティストのことは本作で知ったのですが、ボーカルがとても気持ちよさそうに歌う方だなと思った。オリジナル版より爽やかな仕上がり。最後のハイトーンボイスのアレンジが結構好きです。

 

 

11. HURRY GO ROUND (hide vocal Take2):hide 

HURRY GO ROUND

HURRY GO ROUND

  • hide
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

最後の一曲はhide自身の別テイク。「また春に会いましょう」部分がCD音源とは異なるリズムで歌われている。

 

___

 

全体としては楽器の音にしろボーカルの声にしろ機械処理したっぽいアレンジが多いなぁという印象。時代の流行りなのかなーという気もするけど、個人的にはhideが自らの楽曲に於いて『人間の声』と『テクノロジー』を融合させる手法*1をとっていたことへのリスペクトなのかしら……と思ったり。単独アーティスト名義のトリビュート版というものは聴いたことがあったのだが、複数アーティスト名義の作品を手にしたのは本作が初めてだった。使い古された言い方になってしまうが、それぞれの個性があり面白いものだなぁと思った。自分が大好きなアーティストの曲が別のアーティストによって料理される。「意外といいじゃん!」と思えるものから「無理無理無理〜〜〜」と思ってしまったものまであった訳だが、アルバムをまるまる聴いて結局最後には「よし!hideの歌声ver.聴こう」となっていた。

こういう企画って、実はリスナーよりもアーティスト当人同士が一番楽しんでたりするんじゃないのかなぁ。

 

おわり。
ご覧いただき、ありがとうございました。

 

▼hide(HIDE)関連記事はこちら

hide 20th Memorial Project 映画『HURRY GO ROUND』

2018年5月2日、hideの献花式に行ってきた話 

hide(X JAPAN)の動画をひたすらオススメするから、みんな見てくれ。

hideのお墓がある三浦霊園に行ってきました。

X JAPAN『DAHLIA TOUR FINAL完全版』が非常にエモかった。

世間から遅れに遅れて、今さらながらhideの魅力に気づいてしまった話。

 

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*1:hide自身は『サイボーグ・ロック』と名付けていた

hide 20th Memorial Project 映画『HURRY GO ROUND』感想

公開日当日、友人の結婚式後に映画『HURRY GO ROUND』を観てきた。

オタク魂丸出しでムビチケ1枚と前売券1枚を事前購入していたので、後日、仕事帰りにも観た。今回はこの映画の感想を書こうと思う。

 

 

映画のあらすじはこちら。

1998年5月に33歳の若さで他界した「X JAPAN」のギタリスト、hideの没後20年を機に、いまなお多くのファンから愛され続けているhideの最期の足取りをたどっていくドキュメンタリー。「ちはやふる」「君の膵臓をたべたい」などで活躍する若手俳優矢本悠馬がナビゲーター役を務める。神奈川県三浦市にあるhideの墓。墓石には事実上hideの最後の楽曲となった「HURRY GO ROUND」の歌詞が刻まれている。hideが生まれ育った横須賀、亡くなる3カ月前に滞在していたアメリカ・ロサンゼルスなどhideに縁のある地を回るほか、YOSHIKIをはじめhideをよく知る人物を訪ね、亡くなる直前のhideの実像に迫っていく。亡くなる前日のhideの映像も含まれている。監督はテレビドキュメンタリー、バラエティ番組などを数多く手がけ、本作が映画初監督作となる石川智徹。

 

観終わって最初に感じたことは「思ったより大丈夫だったな」だった。

hideのファンにとって、その『死』について考えを巡らせることは結構ツラい作業だ。そして、同じファンと言えど、その最期に対しての想いは様々だろう。実際、今回の映画公開がアナウンスされた直後は、その内容や出演者に対してネガティブな意見も目にした。というか、やはり当人がいない状況で彼に関する様々な作品が発表されると、その度に様々な意見が飛び交う。これはもう避けられないことだろう。かくいうわたしも予告トレーラーや公式サイトの作品情報を目にした当初は「なんか嫌だなぁ……」と思った。何よりも引っかかったのが“彼の死を『HURRY GO ROUND』の詞とともに紐解いていく”といった作品構成だった。

『HURRY GO ROUND』はhideの死後にhide with spread beaver名義でリリースされた作品である。その歌詞の内容から、リリース当時は彼の死と関連付けて語られることが多かった、らしい。しかし、わたしはこの楽曲にそういった意味での深読みをしていない。というかそれ以外にも、hideが残した作品に対してそれらの深読みをすることを避けている。「何故か」と問われれば色々とあるのだが、とにかく、hideの死と絡めて彼の作品を語ることはしたくないのだ。

そんな考えのわたしなので今回の映画のコンセプトも「なんか嫌だなぁ……」になった訳です。

 

さて、作品はアーティスト『hide』についての知識がほぼ皆無に等しい俳優 矢本悠馬がhideが亡くなる直前3ヶ月の行動を追う、といったストーリーになっており、hideの知識に乏しい矢本に監督である石川智徹が様々な情報を与えつつ次の展開へと進んでいく、といった構成だった。「なぜナビゲーターが矢本悠馬なのか」といった導入はバスッとすっ飛ばし、映画は三浦海岸にあるhideのお墓を訪ねる矢本の姿から始まる。このすっ飛ばし具合に「おぉ……いきなり墓前スタートかい」とやや驚いた。墓石に彫られている『HURRY GO ROUND』の歌詞に目を留めた彼に、石川監督はその歌詞からhideの死についての様々な憶測がある旨を伝える。それはつまり、hideの死が『事故』なのか『自殺』なのか、ということである。

 

hideについて語られるとき、もはや彼の『死』を語らずに済まされることはない。そして、その際に必ずと言っていいほど築地本願寺で執り行われた葬儀(+絶叫する当時のファン)の映像も流れる。本作でもご多分に漏れず葬儀の映像が流れた。わたしはこの葬儀の映像が苦手だ。hideのファンになってから、ネット上に転がっている彼の動画を散々見漁ってきたが、それでもその「死」に主軸を置いているであろう映像には極力手を出さないように避けてきた。なんというか、直視したくない現実を突きつけられる感じに耐えられないからだ。hideが亡くなっていることは理解しているが、だからといって全てを受け入れられるほどの耐性は付いていない。今年は死後20年という節目ということもあり、hideの特集を目にする機会も多いが、そういった場面でも葬儀の映像が流れそうな気配を感じたときはサッとチャンネルを変えるなり録画物なら早送りをするなりで避けてきた。なので、この葬儀映像が流れるシーンは結構キツかった。正直なところ「もう葬儀の映像を流すのはやめてくれないか」と思ってしまう。どうせ無理だろうけど……。

しかし、そんな風に悲しい映像ばかりではなかった。ストーリー序盤、hideの資料映像がばんばん流れるシーンがある。それがもうとてつもなく素晴らしかった。映像の中のhideはどれもこれもとても生き生きとしていて、楽しそうで、人間味に溢れていた。「これぞわたしが虜になったhideだ!!!!」と歓喜した。そりゃもうニヤニヤしてしまう表情を止めることもできずスクリーンに全神経を集中させた。それほどに素晴らしかった。「あの数々の映像を見られただけで、この映画を観に来た価値があった」と思えるほどに。特に甥っ子を可愛がるhideの映像には、あまりの衝撃に涙が出てしまった。はあぁぁぁぁぁぁぁぁ……これがギャップ萌えでしょうか。

 

ストーリー中盤は、hideが多くの楽曲を制作してきたLAを訪ね、彼の足跡を辿るシーン。彼が住んでいたアパートや行きつけのレストランやショップ、ピンクスパイダーのPV撮影地を巡る矢本の興奮具合は、さながら聖地巡礼をするいちファンのそれとも思え微笑ましかった。と同時に、矢本以上に興奮してしまう自分自身の感情を抑えることに疲弊した。自室なら何度も繰り返し見返したいシーンばかりだった。

 

作中では生前のhideを知る関係者のインタビューも、物語を展開していく上で大きな役割を担っている。当時hideのパーソナルマネージャーを務めていた実弟、セキュリティスタッフ、レコード会社のスタッフが、生前のhideが行きつけにしていたバーでお店のオーナーと共に亡くなる前夜について回顧するといったシーンがあったのだが、これがとんでもなかった。hideが亡くなった当時の状況がここまで詳細に語られたのは恐らく初めてのことだと思う。本作の中で最もヘビーな部分は間違いなくこのシーンであった。あの人達にとって、彼の死は未だに鮮明に残っている出来事なのだろうか。計り知れない痛みを感じた。そしてやり切れない思いも。バーでのインタビューを終えた矢本が「hideの死に対して悲しさとともに怒りを感じているようだった」と語っていたのが印象的だった。きっとhideの最期に関しては多くの人が悲しみを抱えているし、それと同じくらい怒りも覚えていると思う。それはきっとファンの中にもある感情ではないだろうか。わたし自身、hideに対しての「なんで死んでしまったのか」という怒りにも似た疑問は、この先も決して消すことができないだろう。

 

そういえばこの関係者インタビューでロッキング・オン山崎洋一郎がhideについて語っていた内容が個人的には嬉しかった。そもそも彼が編集長を務める『ROCKIN'ON JAPAN』という雑誌はどちらかというとビジュアル系とは距離をとっている印象のある音楽専門誌である(あくまで主観)。 だからこそ、わたしが沼落ちしてからこれまでにhide関連の雑誌書籍類を収集していく過程で、hideが亡くなった当時『ROCKIN'ON JAPAN』で表紙巻頭の追悼記事が組まれたことを知ったとき少々驚いた。というか、そもそも当初からhide特集は決まっていて、そのタイミングで本人が亡くなってしまった、ということらしいのだが。「ビジュアル系とされるhideの特集が組まれるほどの距離感だったのかぁ……」と意外に感じたのだ。 しかし、今回の映画の中で山崎さん自身が語ってくれたhideへの想いを知ることでその疑問は払拭された。山崎さんはインタビュー冒頭に「当時の僕はX JAPANにはあまり詳しくなかったけれど、ソロアーティストhideという人には音楽に対しての考え方で大きなシンパシーを感じていた」 といった趣旨の発言をした。ズバリ、だ。わたしの疑問に一発で答えてくれた。そうなのだ、hideという人は何よりも音楽を愛していた人なのだ。いや、音楽を生業としているのだから当然といえば当然だろうし、他と比べる基準も持ち合わせていないわたしが力説しても説得力はゼロに等しいのだけど、間違いなくhideはとてつもなく音楽を愛していた人だった。それはもう当時のインタビューやらラジオやら彼自身のソロワークスを追っていっても感じられるほどに「まじでこの人って音楽大好きなんだな。音楽を愛しまくっているんだな」とその想いがそこかしこから溢れているのだ。だってインディーズバンドを世に知らしめるために自らレーベル立ち上げちゃったりしてるんですよ。音楽への愛がすごいな。

山崎さんは、当時のhideについて「彼は閉塞的になっていた日本の音楽業界に、世界で巻き起こっている新しい音楽を引き入れたいと思っていた。自らの才能や発信力、その知名度を利用して、素晴らしい音楽を日本に取り込みたいと思っていた」と語っている。そうなのだ、hideは音楽を愛していた。音楽のチカラを信じていた。そして、自分が素晴らしいと感じた音楽を多くのファンにも知ってほしい・届けたい、と思っていた。自分が少年期に音楽から受けた恩恵を、自らの才能や知名度を使って還元したいと考えていた、はすだ。そういった音楽への受け皿の大きさに山崎さんは共感していたらしかった。だからこそ『ROCKIN'ON JAPAN』誌上でソロアーティスト hideの特集を予定していたのかもしれない。そして山崎さんは『HURRY GO ROUND』の歌詞についても自らの考えを述べた。それは『HURRY GO ROUND』という楽曲は彼の遺書といった意味合いを持っている作品ではない、という旨の発言だった。これがねぇ、とても良かった。何か分からないけれど、この山崎さんの発言が映画の終盤で飛び出したことが、とても良かったと感じた。

 

こうして様々な関係者へのインタビューや足跡を辿る旅を経てのエンディング、矢本は「こうして色々とhideさんの死についてのことを辿ってきて、僕自身、今は正直どうでもいいなって思っている。当時はhideを知らなかった僕も、今、こうしてhideの作品に巡り会えた。今はいないけど、作品が残っている、世界のどこかでこうしてhideの残した作品に巡り会えている人がいる。それでいい。」といった結論を導き出した。

 

……いやいやいやいや、凄くないですか!?この結論。めっちゃ潔くないですか?スカッとしたよ、わたし。

作品冒頭で『自殺?』『事故?』とかメモに書き出してファンが抱え続けている複雑な感情をめちゃめちゃ煽ってきてたのに*1、この結論である。でもねぇそうなんだよ、どうでもいいんだよ。いや本当はどうでも良くないけど、でも、hideの死を扱ったメディアを目にするたびに「もっと他に見てほしいものいっぱいあるんですけど!?」って思っちゃうんだよ。hideの死よりも、hideの素晴らしい楽曲を、作品を見てくれよ!音楽を聴いてくれよ!!って思うんだよ、わたしは。その気持ちを代弁しくれたよ矢本くん!(思わず「くん」呼び)

彼のあの発言があったから、観賞後の感想も冒頭で述べた「思ったより大丈夫だったな」に落ち着いたのだと思う。

 

感想まとめ

結局『hideの死因が何であるか』という問いには明確な答えを出さなかった本作。というか答えも何も、真相はhideしか知らないから明かしようがないのだろうけど。それでも未公開映像だったり、関係者の貴重なインタビューだったり(わたしの場合は主に山崎洋一郎の発言)でhideの新たなことを知ることができ、「観て良かった」と思えた。「感動した」とか「こんな風に感じた」とか、そういった類いのものではないけれど、単純に『hideのファンでいる中で、知りたかった一面を知ることができた資料』のような立ち位置としては観て良かったなぁと思う。hideの知識に乏しい矢本悠馬がナビゲーターを務めたことは賛否あったようだけど、わたしにとっては丁度よい距離感だった。だってきっとhideのファンが同じような足跡を辿る旅とかしたら、めちゃめちゃヘビーになる。想いが大きければ大きいほど、あらゆるものに感情移入しちゃってめちゃめちゃ思っ苦しい雰囲気の仕上がりになってしまうと思う。その点、彼のようなフラットな状態の人が疑問を追うことで、当時を知る人なら躊躇してしまうようなことにも突っ込んでいくことができたりしたのではないだろうか。それが気に食わないって方がいたなら仕方ないけど……。ただ、こんなことを言っちゃなんだが、そもそもこの手の映画はhideのファンである人が観客の大多数を占めるであろう作品なので、そこで敢えて知識皆無の俳優をキャスティングにぶっ込んじゃうのは出演者が可哀想ではあるよなぁとも思う。だって一部界隈で確実に叩かれちゃうであろうことは目に見えてるし……。個人的にはhideの所属事務所から届けられた数々の映像を観終えた矢本が「ピンクの髪にしたくなりました。ってことは僕がhideさんのファンになっちゃってるってことなんでしょうね。だから手っ取り早く髪型とかファッションから真似したくなった」的な発言をしたことに「いいぞいいぞ」と高まった。hideの素晴らしさが誰かに伝わることはとても喜ばしいことである。それとともに、矢本は恐らく我々が目にしたことがない貴重映像を観たのだろうなぁ……と羨ましくもなった。ガメついオタク根性的には、あの事務所から届けられた無数のダンボール箱の中身がただひたすらに気になって仕方ない。全部見せてくれ!!!!と強く思う。

 

後日談

後日談、というほど大層なものでもないのだけど、このタイミングなので。

映画を観た数日後、例によってネットで買った音楽雑誌のバックナンバーが届いた。その雑誌に掲載されていたHIDEのインタビューに「おお!」と思ったので一部抜粋しておこうと思う。

H:絶対的に自信があるのは、自分が面白いと思うことを他人が聴いて、面白いと思わないはずがないっていうこと。それはもう単純なことで、たとえば、この夏までに作ったテープを、他人というか、家に来た友達に聴かせてて面白がられるということが、俺には一番楽しいことなんであって、だから全部がそういう次元なの。そういう次元のものが、メジャーを通じて、枚数出て、ホントに自分の全然知らない人がそれを聴いて面白いと思わないわけがない。もし面白くないと思ったら、その人とは相まみえられない(笑)、それだけのことかなぁと思う。

(中略)

眼の前を流れてるたくさんの中からHIDEに“コレだ!”と思ってもらえるものって、どういった感覚のものなんですか?

H:皮膚感覚だと思うけどな。単純に“鳥肌が立っちゃった”っていうもの。だけど、なんで鳥肌立っちゃったのかっていう追求はしたくないの。追求すると壊れちゃうの。たとえばさ、子供の頃に聴いて初めてショックを受けたレコードなんていうのに対して当然その頃はそんな追求なんてしないじゃない。だけど、今も同じ感覚で聴けるレコードっていうのはやっぱりあるんだよね。もちろん、今になってマテリアルとして追求すれば“ああ、ここがこうなって、あれがこうで…”とかわかっちゃうけども、その人のやってる精神性とかを、俺は別に、あんまり見たくないの。たとえば、その人のインタビューは読物として読むけど、それとその人の精神とかをあんまりゴチャゴチャにしたくないんだよね。だって壊れちゃうもん。ただ、そういうふうに思ったときの自分は、その感覚は、大事にしなくちゃいけないけど、それを把握したくはないの。だってそれを把握しちゃったら、俺、やっぱりサンプリング世代だから、すごい産業マシーンになっちゃうと思うからね。そこまであざとくなれないんじゃないかなぁ…、自己弁護的な良い言葉で言えばね。

こんなにも音楽に対して誠実であろうとする人は、やっぱり音楽をネガティブな手段にしないと思うんだよなぁ……とか思えて「やっぱりわたしの考えは間違ってなかった」と妙に自信を持った。

ま、ホントのところは分からないんだけども。

 

おわり。
ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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*1:もちろんそんな意図はないだろうけど

2018年5月2日、hideの献花式に行ってきた話

hide


2018年5月2日が終わった。多くのhideファンの皆さんと恐らく同じように、グチャグチャとした整理しきれない感情を抱き続けた1日だった。正確にいえば、昨日(5月1日)の夜からいろいろと考えてしまって非常に鬱々としたまま朝を迎えた。

こんな言い方は後出しジャンケンみたいで何だかなぁ……と思うのだけど今日(5月2日)という日の勢いに任せて、この色々な感情をどうせなら記事にしてみようと思った。少々お酒を飲んだので、いつも以上に乱文になってしまうかもしれません。

 

 

そもそも彼がこの世を去って20回目の5月2日を『20th Memorial Day』とすることに抵抗があった。「メモリアルって……(失笑)」と半ば呆れにも似た怒りを抱えつつ「どこが記念日なんだよ、何の記念日なんだよ」と心の中で誰にともなく悪態をついたりしていた。えぇ、そんなわたしはドチャクソど新規のhideファンですけども……。とは言えやはり「hideのことを少しでも知りたい!少しでも近づきたい!」という欲には勝てず、仕事帰りにhotel koeやらイシバシ楽器やら寄り道ばっかりする毎日を送っている。

以前は「hideが直接関わっていないプロジェクトにはビタ一文も金など払わん!」とか心に決めていたのに、そんな決意は砂の器の如く崩れ去りました。そもそもhideは20年も前に亡くなってしまっているので、彼の残した音源やら映像作品やらにも限りがある。それらを片っ端から買い漁り・聴き漁り・見漁りしてしまうと、これはもう彼の死後に生み出された作品に手を出さずにはいられないものです。『愛』とはそういうものです、たぶん。

 

そんな訳で今日(日付が変わってしまった今となっては昨日だけど)は、川崎Club CITTA'で行われた献花式に行ってきた。GW中と言えど今日は平日。もちろんわたしも仕事だった。ので、もともとは全く行く気などなかった。しかし今朝、通勤電車に揺られながら「せっかくだし行ってみるか……」と何となく思い立ち、昼休みにアクセスを調べたら定時そこそこで向かえば献花受付終了の20時にぎりぎり間に合いそうだったので「よし、行こう」とサクッと決めた。迷った時には行動しろ、というのはここ数年意識していることだ。

 

献花式のこと

会場に着くと入り口で献花のお花代として800円を払う*1。その場でhideの写真がプリントされた記念カードを渡された。献花用のお花は献花会場で渡されるらしい。

 

その後は献花場までの通路で一時待機。多くの人が訪れていたらしく、スムーズな進行のために、ある程度の人数ごとに会場まで誘導されるシステムらしかった。場内にはhideの曲だったり、X JAPANの『without you』だったりが流れていた。また、hideの特大パネルが飾られていたり、供花の芳名板があったりした。その中にはYOSHIKIやPATA(石塚智昭名義)、SUGIZOやJの名前もありました。この待機ゾーンは撮影自由だったのでわたしも何枚か写真に収めた。

 

▼献花待機場所。写真右側に供花芳名板がある。

hide

 

おそらく20分ほど待機し、ようやく献花会場へ。本来はライブ会場として使われているClub CITTA'。ステージ部分に祭壇が設けられhideの写真と共に彼愛用のギターや衣装が飾られていた。祭壇上部にはスクリーンが設置されていて、過去に撮影された写真がhideの楽曲に合わせてスライドショー形式で映し出されている。『HURRY GO ROUND』が流れた際には、彼の幼少期から98年に撮影された写真まで、まるで人生を辿るような映像が映し出され「なんちゅう映像を流すのだ……」と途中からスクリーンを直視できなかった。あの空間で、あの映像はやや酷だったぜ(あくまでわたしにとっては)。

 

献花台直前で淡いピンク色のガーベラをもらい、いざ献花へ。

やっぱり泣いてしまった。いや、ぶっちゃけ献花前からまぁまぁヤバかったんだけど、お花を手向けて手を合わせた瞬間ぶわぁっと涙が止まらなくなってしまった。わたしはドチャクソど新規なので如何せん『hideの死』というものへの耐性が低い。……うーん、この言い方は良くないな。なんというか、彼の死を分かっているようだけど体感として理解しきれていないのだ。だから、こういった時に「やっぱりいないんだ。分かっていたけどやっぱりいないんだ。」と実感してしまい一気に悲しみの渦に飲み込まれてしまう。と思ったら、お隣で献花していた女性も泣いていたようで少し心強かった。何年経っても悲しいことは悲しい。悲しみは癒えないというけど、本当にそうだ。そりゃもちろん毎日毎日ずーっと泣いてる訳じゃない。それでもふとした時に「あぁ本当にいないんだな。こんなに毎日hideの音楽聴いてhideのライブ映像見てるのに、このめちゃくちゃカッコいい人はもう20年も前にいなくなってしまってるんだ」とか思ってしまって、どうしようもなく悲しくなってしまうのだ。ダムが決壊するように涙が止まらなくてグチャグチャになってしまう夜があるのだ。こんなわたしでさえ、こんなに辛くなってしまうのだから当時からファンであり続けている人の心を思うと、ただただ「すごいなぁ」と思ってしまう。こんな気持ちを20年も抱き続けてきたのだろうか。

そんなことを考えると、こんな想いを一人で抱え続けるよりは何だかんだと理由を見つけて、同じ悲しみを抱えるもの同士で集まってみませんか?と思う気持ちも理解できなくもないなぁ…と思ってしまう。今回の献花式だって、そういった悲しみを抱えた人たちの拠り所になっているのかもしれない。

 

献花後は涙を拭い、併設のBarへ。「せっかくだし酒でも呑むぞ、Drink or Dieだ!」ってなもんです。Barの店内にもhideのパネル写真が多数飾ってあった。とは言えなかなかの混雑だったので、ものの数分で退散。わたしが大好きなhideの写真もパネルになっていたので忘れずに記念写真をパチリ。そういえば帰りの電車の中で他にもたくさんのパネルが展示されていたことを知ったのだけど、あれはどこに飾られていたのでしょうか。見つけられなかったなぁ……

心配だったお天気もギリッギリ持ちこたえてくれて傘もささずに帰宅できた、ありがたい。

 

hide

hide

 

 

『hide 1998 ~Last Words~』のこと

 献花式を終え、家に帰り着くと届いていた。そう、発売されると知った日から待ちに待っていたあれです。

わたしが前回のエントリーで熱望していた『hideのオールナイトニッポンR』全4回が音源化されるというのだ。夢が叶うのが余りにも早過ぎではなかろうか!!!?しかも彼が立ち上げたレーベル名『LEMONed』を冠したレギュラーラジオ番組『RADIO LEMONed』内のコーナー『hide’s voice』も収録されるらしい。素晴らしい…!!!この『hide’s voice』というコーナーについてを情報としては知っていたのだが、音源を聞いたことはなかったので非常に楽しみだ。こんなに色々収録されて約15,000円というお手頃価格も素晴らしい。秒で予約しました。

最近のこと_『アンナチュラル』とかネイルとか子供用お箸とか - 楽しいことがあり過ぎる

 

http://www.hide-city.com/mcontents/special/hide1998_lastwords/img/img_box.jpg

 

めちゃめちゃ楽しみにしていたのだけど、さすがに今日の今日すべてを堪能するにはエンジン切れだったので、手始めに『LAの映像(約40分)』を見てみた。ところどころ既発作品『hIS iNVINCIBLE dELUGE eVIDENCE』に収録されていた映像がありつつも、オールナイトニッポンRの収録風景やLAの街を紹介する映像などhideの語り口が大好きなわたしにとっては嬉しい内容だった。まぁ最後の「さぁ今夜もそろそろお別れの時間です。(中略)また来週……hideでした。」のときには聞きたくなくて思わず一時停止してしまったのだけど。そしてやっぱり見終わってわんわん泣いてしまったのだけど。このBOXに収録されているすべての作品を見終える(聴き終える)のはいつになるだろうか……新しいhideの言葉や映像に出会うたびに泣いてたら涙も枯れそうだわ。なぁんて。

 

hide Last Words

そうそう、このオイル漬けの8cm CDはどうしてくれようか。何か収録されているのかなぁ。だとしたら開けなくてはいけないけど、このまま取っておきたい気持ちもあるんだよなぁ。でも当時スライム漬けのVHSをプレゼントしたりしていたhideだから、もし彼の意志を汲んでの演出だとしたら何かしらが収録されていそうなんだよなぁ。ほんと、どうしましょうね、コレ。ひとまず他のCDやら書籍やらを堪能し終えたら考えることにしよう。

 

 

2018年5月2日を終えて

って言ってももう5月3日ですけど。まぁ寝るまでは2日ってことで。

去年までは5月2日は兄嫁と姪っ子の誕生日というだけの日だった。あとは「GWなのに休みじゃないのかよぉ」といった感じで仕事する気にならない連休なかび。しかし今年からはとても大きな意味を持つ日になった。ここまで引きずられるとは思わなかったけど見事に引きずられたなぁ。どんなに泣いても翌日が祝日ってのはとても助かるね。hideの年齢を超えたときには何を感じるのかなぁ。

どんなに考えてもこたえは分からないけど、やっぱり「なんで」と思わずにはいられないね。

 

さ、明日から(といっても今日だけど)はGW後半戦だー!楽しいことたくさんあるといいな。美味しいもの食べたい。

 

hide大好きだぜーーーー!ありがとーーーう!!!

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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*1:今回の献花式、様々な事情により献花用のお花は会場側で用意されていた。

『めちゃイケ』最終回を終えて思うこと

めちゃイケ最終回集合写真


『めちゃ2イケてるッ!』最終回が放送されて1週間が経った。

中学生の頃から続けてきためちゃイケの毎週録画を解除し忘れていたことに、さっき気付いた。HDDレコーダーの録画ランプが点灯していて「何予約してたっけ?」と確認したら19時から放送している『ENGEIグランドスラム』を録っていた。しかもMCはナインティナイン。なんてセンチメンタルな展開……。こんなことで終わったことを思い知らされることになるとは。

 

最終回は5時間10分の超スペシャル版での放送だった。放送時間を知ったときは「いくらなんでも長すぎないか?またネットで叩かれやしないか?」とやや心配していたのだが稀有に終わった。放送中はtwitterでもトレンド上位を維持しつつけ、世間での評判も上々だったようだ。5時間以上に及んだ放送も、中身を見ればコーナー物を連発する構成になっており、どのタイミングでも見やすかったように思う。また往年の人気コーナーをバンバン復活させたことも「最終回くらいは見るか」と感傷に浸りたがった層には、ぴたっとハマったのだろう。今まで散々叩かれてきたネタを「最終回だからやってしまえ」精神で解禁したことも高評価の要因だったようだ。まぁこれはある程度予想していた展開だったのだけど、こんなにもダイレクトに視聴者に対して「怖いものなんてないんですよ、何せ最終回なので」ということをアピールしてくるとは思わなかった。スタッフや出演者の意地を見た気がする。

 

それにしても、テレビではどちらかというと優等生な面しか見せてこなかった(とわたしは思っている)岡村隆史があんなにもあからさまに世間を皮肉るとは…痛快だった。彼は今までも青少年の犯罪やイジメ問題等をバラエティ番組の影響だとするBPOやら世間に怒りをぶつけ続けてきた。しかしそれらの主張はあくまでラジオ番組で話されるにとどまり、あんなにも直接的にテレビでこの手の発言をしたことは珍しいのではないだろうか。今でこそご意見番(笑)的ポジションになったりもしているけど、そもそも岡村隆史という人は世間では優等生的お笑い芸人という立ち位置にいた人だ。芸人らしくないマジメさや努力家な面が人々から好感を得ていた。だから彼が長期休養し、相方の矢部浩之が代役として旅猿に出演した際、東野幸治が放った「岡村隆史ってすごいでしょ、国民の弟みたいなもんやん」という一言に、当時のわたしは強く同意した。彼はめちゃイケに於いては優等生な面しか見せてこなかった。世間への不満やボヤキ、いわゆる厄介な面はラジオでしか見せてこなかった。それはある種、めちゃイケの視聴者が求めている岡村隆史像を演じていたように思う。しかし最終回での彼は違った。

 

でも良かったんじゃないでござるか。このコーナーがなくなったことで世の中からイジメがなくなったんでござるから

(他メンバーから「なくなったかな?」の声)

一切、イジメがなくなったんでござるよ!

 

 

岡村隆史は、自身のラジオで常々言っていた。「我々が叩かれたりぶたれたりする様子を見ていじめられている子が笑ってくれればいい。 我々お笑い芸人は『マジメにふざける職業』なんです」と。わたしは彼のその考えが本当に好きで、だからこそ青少年や学校が抱える様々な問題や事件をバラエティ番組と安易に関連付ける一部の視聴者が大嫌いだ。そして、そういう奴に限って普段は番組を見ていないくせにちょっとした取っ掛かりを見つけるとここぞとばかりに叩いてくるからタチが悪い。子どもが真似したらどうするんだとか言っている保護者の方々には「バカか」と言ってやりたい。わたしは子どもの頃からめちゃイケを見続けてきたけど、それなりにまともに育っているよ。バラエティ番組に影響されて問題起こすような人間は、遅かれ早かれ問題を起こしているだろう。それをバラエティ番組のせいにするだなんて浅はかだ。「子育てサボるなこのバカ親が」と言ってやりたくなる。

だからこそ、あの岡村隆史が『しりとり侍』冒頭で放った皮肉が堪らなかった。いいぞいいぞもっと言ってやれ!と思った。めちゃイケで受けた傷に、めちゃイケで片を付ける。それが叶ったようで何だか胸がアツくなった。

番組の最後。岡村隆史の妄想結婚式という設定のもと、各出演者が最終回への想いをお祝いスピーチという形で披露した。この場でたんぽぽの白鳥久美子が、自身が学生時代に受けたイジメに絡め「ここにめちゃイケに救われた人間がいます」と語ったシーンには、めちゃイケが今まで受けてきた様々な傷が報われた気がした。

 

 

このお祝いスピーチには、各出演者のそれぞれの想いが溢れていた。最終回だからこそ口にできた想いも多かっただろう。中でも、光浦靖子のスピーチが素晴らしかった。以下がそのスピーチ全文書き起こしです。

 

隆史さん、隆子さんご結婚おめでとうございます。えーっとぉ、隆史さんと出会いましたのはかれこれ25年前……

 

ーここから片岡飛鳥氏によるインタビュー映像

光浦:うーんと、とぶくすりの頃から劣等感が、いちばん…

片岡:お笑い劣等感?

光浦:そうですそうです、一番ダメな子だったんで

片岡:今、自分がもうスベらない状態になってるかとか思うことない?

光浦:うん。あの、ある程度…60点くらいの回答は…

片岡:いろんな職場のディレクターが貴方いたら絶対頼りにするよなっていう演者になってるよね

光浦:オファーがない……

片岡:オファーがない?

光浦:オファー全然ないです

片岡:「さんま御殿」の(オファーも?)

光浦:「さんま御殿」も飛鳥さんに褒められて以来、一回も呼ばれてないです

(光浦・片岡 笑う)

片岡:すげー面白いと思ってメールしたのに

光浦:あれ、、、選球眼…ははははははっ

ーインタビュー映像おわりー

 

(涙目でスピーチ続き)そんなことも乗り越えるくらい長い時間が経ったので、もう自分にコンプレックスもないし、えー、わたしよりこの人が笑いを取ってる、この人の方が前に出てるとかそんなことも一切思わないとこに行きまして、普通にホントに、あのぉメンバーのことが全員好きなんですね、わたし今。でも、そういう時に、あのー、いかんですね、終わるんですね。で、わたしの中のジンクスで、バレンタインデーの時にみんなにチョコ配りながら、その年に一番素敵だった感謝する人に、わたしテディベアを作って渡してたんですね。で、毎年いろんな男子メンバーにあげてて、わたしのクマを5つ集めたらわたしはその人と結婚しようと思って。誰が5つ早く集めるのかなって俯瞰で見てたら、ある日みんなが前室で「クマ4個貯まったら死ぬで」って言ってて…。なんかねぇ、わたしもうショックがデカ過ぎて「なんて素敵な発想する仲間たちだ」と思っちゃった。だからもうその辺りから狂いだしてるんですよ、わたしの感覚も。

 

彼女のこのスピーチを聞いて、 飛鳥さんがメンバーの出演番組をチェックし、メールを送っていたという事実にただただ驚いた。やっぱり彼らめちゃイケメンバーにとっての片岡飛鳥という人は大きな存在なのだ。それこそ加藤浩次が語っていた「飛鳥さんに加藤頼むって言われたら『はい』しかないです、僕」という言葉に集約されているように。彼らにとって、片岡飛鳥という人はバラエティ番組に於いての『正解』そのものなのだろう。

また、光浦は、かつてのコンプレックスや劣等感みたいなものが一切なくなったとも話している。何というか、この言葉の持っている意味は非常に大きい。「めちゃイケ」という番組はそもそもナインティナインが、もっと言えば岡村隆史が絶対的なエースだった。岡村隆史めちゃイケの主役であり、売れっ子のナインティナインとそんなナイナイを羨むその他の芸人といった構図が番組の大きな要素となっていた。だからこそ岡村隆史は優等生でいなければならなかったし、極楽とんぼはヒール役に徹し、そんな極楽とんぼの山本と本気で喧嘩する光浦靖子の構図が生まれたりしていた。演者同士の本気のいがみ合いもネタにするぐらい仲が悪かったりもした。また、それとは逆によゐこ濱口優鈴木紗理奈が余りにも親密だったため、交際を疑った岡村や加藤が収録終わりの彼らを尾行したといったエピソードが披露され、検証企画が行われたりもした。今でこそめちゃイケファミリーと呼ばれ和気あいあいとした雰囲気のメンバーだが、かつてはもっとトゲトゲしていた。ネタなのかマジなのか分からないような緊張感が。しかし22年が経過し、彼らも歳を重ねた。それぞれが経験を積んで、それぞれがそこそこのクラスの芸能人だ。光浦が言うように互いへの劣等感みたいなものを抱えているような関係性ではなくなってしまっているだろう。だから、きっと、かつてのような設定のコントを今のメンバーで演ったとしても面白くなるかどうかは分からない。いや、きっと難しい。だって彼らがどんな関係性なのか、少なくとも毎週めちゃイケを見てきためちゃイケ大好きなわたしはその変化を知っている。家庭を持っている人も、大きなレギュラー番組を持っている人も、芸人とは異なるフィールドに活躍の場を見出している人もいる。ナインティナイン一強状態だった昔の構図には戻れない。

もちろん時代の流れもあるし、世間の冷たい声に晒され続けたこともあるけれど、バラエティ番組が放送開始当初のメンバーのままで長く続けていくというのは本当に難しいことなのだと思う。だって演者の成長とともに当初のコンセプトは嫌でも変えていかなければならないんだもの。特に、めちゃイケのような若手芸人独特の関係性やパーソナルな部分をさらけ出して笑いに昇華させてきたタイプの番組であればあるほど、彼ら出演者の立場の変化が番組に与える影響は非常に大きいだろう。開始当初は分かりやすかったメンバーの立ち位置も、22年も経てば変えざるを得ない。そのギャップを埋めつつ、視聴者が望む「面白さ」を提供し続けるなんてめちゃめちゃ難しくない?冷静に考えて無理だよな、って思う。光浦靖子のスピーチを聞いて、そんなことを考えた。

 

だからもう本当に、こんなこと言ってしまいたくないけど、本当に本当に言いたくないけど、めちゃイケが最終回を迎えるという事態になったことは仕方ない。仕方ないというか、これを回避するのは途轍もなく難しい。だって22年だよ。番組が始まって22年も経ったのだ。単純に考えて20代だった岡村隆史が50歳手前のおっさんになってしまったのだ。それだけでも番組にとっては大打撃だ。ご存知の通り、岡村隆史という芸人はその身体能力の高さを活かした芸で多くの笑いを生み出してきたタイプの芸人だ。そしてめちゃイケは彼のそういった面に頼った企画で数々のヒットを飛ばしてきた。そんな彼ももうおっさんだ。かつてのようなキレッキレな動きは難しい。『岡村隆史のオファーシリーズ』を通して、そんな彼の老いを目の当たりにするのはファンとしてはしんどい。加藤浩次が爆裂お父さんでジャイアントスイングを繰り出すとき「加藤さん、しんどそうだ…腰とか大丈夫なのか」とか心配しながら見るのもしんどい。キレッキレだった彼らの面白さに慣れてしまっている身としては、彼らの老いを考慮しつつ笑うというのは、何ていうかツライ。そして、そんな風に番組を見てしまうのは彼らにとって失礼かもしれない、とか余計なことを色々考えてしまうこともツライ。

加藤浩次は最終回を迎えて「悔しい」と語っていた。「もっと歳をとったらダメなおっさん達がもっと面白くなるんじゃないか」とも言っていた。すごくよく分かる。このままめちゃイケが続けば老いていく過程を笑えるようになる日も来るかもしれない。でも、きっとそうなるまでの数年間は「彼らの老い」に慣れないまま、停滞期みたいなものを過ごさなくてはいけない。それを考えると、22年という年月の流れはある種の足枷のようにも感じてしまう。若々しかった彼らが老いていく様子に、わたしは、まだ順応できずにいる。いつでもあの頃を求めてしまい、そのギャップにちょっとだけ切なくなってしまったりする。そして、そんな風にめちゃイケを見てしまっている自分にガッカリもする。

最終回を迎えてしまったことは仕方ない。一応、わたしの中ではそういう結論に至った。至ったというか、無理やり自分の中で決着をつけた。本当は全然納得していない。

 

「あなたにとってのめちゃイケとは何ですか?」という問いかけに光浦靖子は『宗教』と答えた。めちゃめちゃ分かる。わたしにとってもめちゃイケはある種の宗教だった。だってわたしの中の『面白い』の基準はめちゃイケだ。全ての面白さはめちゃイケを基準に図られ、めちゃイケこそが王道であり、いつでもめちゃイケは正しさの象徴だ。多感な時期に、最もよく見ていたテレビ番組がめちゃイケだったので、ただの『いちバラエティ番組』では終われないほどの影響をわたしの人生に与えている。無条件に正義なのだ。どんなに番組が批判されていても、わたしは常にめちゃイケ側の立場であろうとした。とてもヘンテコなことを言っている自覚はあるのだが、なぜかわたしはめちゃイケ側の立場であろうとしたし、どんな時も全力でめちゃイケを擁護してきた。

 

だから、最後のスピーチで岡村隆史が号泣しながら「めちゃイケは僕の青春でした」と言ってくれたことが本当に嬉しかった。分かってはいたことだが、わたしがこんなに大好きな番組が岡村隆史にとっても大きな存在であったことが堪らなく嬉しかった。最終回であんな風にグシャグシャに泣いてくれたことが嬉しかったし悲しかった。

最終回が終わって、多くの出演者が番組への想いをSNSに投稿する中、岡村隆史は自身のInstargamでこの件に関して一切触れていない(2018年4月8日現在)。そんなところも非常に岡村隆史っぽい。 

 

『めちゃ2イケてるッ!』は終わってしまった。でも、またいつか何かの企画で復活してくれるような気もする。あれだけ数々の人気企画を生んできた番組だ。特番復活も十分に期待できる。濱口優も「またやりましょうよ」と言っていたし。

最終回のエンディングで流れていたBGM、サザンオールスターズの『みんなのうた』にはこんな一節がある。

 

いつの日か この場所で

逢えるなら やり直そう

 

その日はきっとやってくると信じています。 

 

 

そうそう、最終回で流れていたBGMと言えばスピーチの際の選曲はなかなかニクイ演出だった。加藤浩次のスピーチでは彼が大好きなバンド・エレファントカシマシの『今宵の月のように』を流し、岡村隆史のスピーチでは竹内まりやの『人生の扉』を流していた。岡村隆史が涙で言葉が詰まってしまった瞬間に「信じられない速さで時が過ぎ去ると知ってしまったら どんな小さなことも覚えていたいと心が言ったよ」部分を持ってくるあたり全力で泣かせに来ていて、案の定、号泣してしまった。めちゃイケ大好きな人間(わたしだ)は、岡村隆史の涙にはとことん弱いんだよ……

 

 

改めて『めちゃ2イケてるッ!』22年間ありがとうございました。バラエティ番組の最終回の正解なんて分からないけど、あの5時間10分、日本中がめちゃイケで盛り上がっている様子は、めちゃイケファンにとっては堪らなくうれしかったです。久しぶりにめちゃイケを見た多くの人が「めちゃイケ面白い」ってツイートをしていて、何故だかわたしが誇らしかったです。こんな気持ちになれるテレビ番組は、おそらくめちゃイケ以外にありません。本当に本当に面白い土曜8時をありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

 

最終回の収録テープも多くがカットされたんだろう。通常のスペシャルであれば後日こぼれ話が放送されるのだが、今回ばかりはそれもない。きっとカットされたシーンにも面白いシーンがたくさんあっただろうに…。ちくしょう、やっぱり納得できないや。

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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エレカシ×スピッツ×ミスチル『ド・ド・ドーンと集結決定!!夢の競演』感想

エレカシ×スピッツ×ミスチル 夢の競演
先日さいたまスーパーアリーナで開催された『エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR“THE FIGHTING MAN SPECIAL” ド・ド・ドーンと集結決定!!~夢の競演~』に行って来た。もちろん一番のお目当てはミスチルだったのだが、前々からスピッツをライブで観てみたいと思っていたし、エレカシに関しては今までフェスで3回ほど観る機会があり、その度に「やっぱりエレカシかっけー!!!」と感動する素晴らしいライブだったので、ミスチル目当てと言いつつも楽しみ度的には3バンドほぼ同じといった心境だった。わたしはMr.Childrenのファンであるが、エレカシにしろスピッツにしろ、学生時代から彼らの音楽には大変お世話になっている。運動会BGMで流れたり給食の時間に流れたり通学途中の電車の中で聴いたり…ファンとは言えないまでも彼らの作品の中に「この曲が好きだ!」と胸を張って言える楽曲が何曲かある。自転車に乗りながら『悲しみの果て』を聴いて泣いたことだってあるし『楓』で泣いたことだってある(危ない)。

そんな彼らが競演するのだ。素晴らしいライブになるに決まっている。そう、決まっていた。それなのにこんなにも素晴らしいライブになるとは!!!!と度肝を抜かれたので感想を書きます。いろいろ整理して…と思っていたのだが結局整理できないので、あの時のあの高まりが消えないうちに勢いのままに書くのが一番アツい文章になるのではないかと開き直りもうそのままに書く。それぞれのバンドのファンの方で気分を害される方がいたら申し訳ない。でも書く。

 

 

スピッツ 感想

セットリスト

01 春の歌

02 恋する凡人

03 8823

04 初恋クレイジー

05 チェリー

06 愛のことば

07 スターゲイザー

08 浮雲男 ※エレカシカバー

09 みなと

10 涙がキラリ☆

11 さわって・変わって

12 スパイダー

13 トンガリ’95

分かっちゃいたけど草野マサムネという人はめちゃめちゃ歌が上手い。以前、ミスチル繋がりの友人から「スピッツのライブはヤバい、マサムネさんの歌声はCDのままで本当にヤバい」と聞かされたことがあった。本当にその通りだった。あんなにもCDクオリティで歌う歌手、そうそういない。なんじゃあの純度100%みたいなピュアボイス。歌声をろ過しまくってろ過しまくって残った部分だけで歌ってます、みたいなピュアボイス。優しくて憂いを帯びたような不思議な歌声。素晴らしかった。

しかし今回のスピッツライブでわたしが最も心を撃ち抜かれたのは草野マサムネの歌声ではなかった。草野マサムネの下手側にいる人、そうベース担当の田村明浩さんだ(名前を調べました)。田村さんの動きがハチャメチャで最っっっっっ高にかっこ良かった。本当に失礼なことなのだが、わたしはマサムネさん以外のメンバーのお名前を存じておらず、ファンキーな風貌のギターと優しげな表情のドラム、あとベース。といった感じでベースの田村さんの印象はほぼ皆無だった。しかし観終わってみたらどうだろう。もう田村さんの虜だ。彼の演奏を観るためにスピッツのライブにもう一度足を運びたい!!!と思ってしまえるほどに。ステージ上を走り回り、ジャンプしまくり、時にはベースを置いて観客を煽り、シンバルを素手で叩く。最高だ。めちゃめちゃロックだ。スピッツのライブであんなに「ふぉぉおおおおおお!!!!!」みたいな気持ちになるとは思わなかったです。本当にかっこ良かった。音楽が大好きなんだ!ベースを演奏するのが楽しくて仕方ないんだ!!という気持ちが溢れ出ていた、本当に。

あと驚いたのは思っていた以上に自分がスピッツの歌を歌えたことだった。こんなにもわたしはスピッツの歌を歌えたのか、と驚きながらマサムネさんの歌声に合わせて口をパクパクさせていた*1。中でも『涙がキラリ☆』は、学生時代の思い出が一気に頭の中を巡って懐かしくて懐かしくて泣けた。まさかわたしが“歌を聴いて懐かしさで泣く”という事態に陥るとは…。涙は止まらないのに「わたし何でこんなに泣いてるんだ」と不思議な気持ちになって、どこか俯瞰で自身を見ているような気分になった。『さわって・変わって』も楽しかったなぁ。あのギターの《ジャジャジャジャジャジャジャジャッ、ジャジャジャジャジャジャジャジャッ》って部分めちゃめちゃ好きなんだよなぁ(伝わっているか不安)。『スターゲイザー』もかつてあいのりで毎週泣いていた世代としては「懐かしぃ~~~~」って痺れました。『みなと』も改めてじっくり聴いて「なんていい曲なんだ」と感動した。特に《汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース》のユニバースの歌い方がめっちゃ好きだと気づいた。あんなに優しいユニバースは草野マサムネ以外に歌えない。スーッと浸透してくる、ポカリスエットみたいな歌声だ。

もし機会があったらスピッツのライブに行ってみたい。チケット激戦なんだろうなぁ…

 

 

Mr.Children 感想

セットリスト

01 Everything(it's you)

02 HANABI

03 innocent world

04 太陽ギラギラ ※エレカシカバー

05 and I love you

06 here comes my love

07 himawari

08 やさしさ ※エレカシカバー、ワンフレーズのみ

09 名もなき詩

オープニングSEがまさかの『prologue』。いやぁビビったビビった。「こここここれが流れてるってことはまさか一曲目はあの曲なのか!!?」からのタ・タ・タ・タン!というドラムから始まる『Everything(it's you)』の流れ、ヤバいだろ。泣かずにはいられないだろ。過去のエントリーでも書いたが、2番のサビから最後の大サビの流れには今までの人生で何百回と泣かされてきたので本当にヤバかった。語彙力の喪失、ヤバい以外の表現ができない…。関係ないけど『Everything(it's you)』のジャケットの桜井さんはハチャメチャにかっこ良くて、わたしの中でTOP OF 桜井和寿(CDジャケット部門)に君臨し続けている。

そして会場モニターに映るナカケイを確認した瞬間、涙目で「か”っ”こ”い”い”~~~」って声に出していた。この日のナカケイは黒のタートルネックに黒のジャケットという坂本龍一も真っ青のイケてる紳士感丸出しの格好だった。それはもうドチャクソかっこ良かった。控えめの照明の中、淡々と演奏する寡黙なベーシスト中川敬輔の魅力はとどまることを知らないのか…。去年行われツアー『Thanksgiving25』でナカケイのかっこ良さを嫌ってほど再確認したはずなのに、上には上のナカケイがいた。恐るべし。

演奏はその後『HANABI』『innocent world』と続き、会場全体にJ-POPの頂点感を見せつけているように感じた。ファンの欲目なのは重々承知なのだがinnocent worldのサビで見せた会場の一体感は、ミスチル以外には難しいんじゃない?って思ってしまえるくらい異常な盛り上がりだったように思う。何だかんだ言ってもミスチルすごいね、みたいな。現に、わたしの後ろにいたエレカシファン(恐らく)の女性は「うわぁ持っていかれたじゃん…」と呟いていた。心の中でガッツポーズした。

4曲目に演奏された『太陽ギラギラ』はエレカシ楽曲のカバーだ。わたしはオリジナル版を聴いたことがなかったのだが、ベースの音がゴリッゴリに目立っていてテンション爆上げだった。桜井さんの歌声の暑苦しさが良い感じに押し出されていて素敵でした。めちゃめちゃ高音になるサビも桜井和寿感が如何なく発揮されていて良かった。喉がちぎれてしまうのでは!?って心配になるような桜井さんの高音サイコーだ。

その後は『and I love you』『here comes my love』『himawari』と愛について歌った楽曲を立て続けに3曲。わたしが今回のミスチルライブで最も楽しみにしていたのが新曲『here comes my love』だ。この曲はライブ映えする曲だろうなと思っていたがやはり素晴らしかった。特にギターソロ!!!!CDで聴いた時から「うわ、このギターソロ超かっけぇマジやべぇ…ライブで聴きたい」と思っていて、実際に聴いて「やっぱり超かっけぇマジやべぇ…」となった。Thanksgiving25以来、久しぶりに聴いた『himawari』もやはり何度聴いても歌詞が悲し過ぎて「なんて悲しい曲なんだよ」と泣いた。最後にミスチル最大のヒットナンバーである『名もなき詩』を持ってくるあたりもニクイ演出しやがって、とグッときた。定番中の定番を演ってオーディエンスを魅了するって凄くかっこいい姿勢だ。長年に渡ってトップを走り続けているバンドだからこそ成せる業だよな…。

終演後にtwitterで感想を読み漁っていたら「ミスチルには大きな会場が似合う」的なツイートを見つけてとても嬉しかった。そうなんだよ、ミスチルにはデカい会場がよく似合う。あのモンスターバンドにはデカい会場が本当によく似合うんだよ。ミスチルミスチルっぷりを存分に見せつけるデカい会場のミスチルライブ、最高なんだよ。それはつまり日産スタジアムってこと(唐突)。

 

 

エレファントカシマシ 感想

セットリスト

01 RAINBOW

02 奴隷天国

03 悲しみの果て

04 星の砂

05 風に吹かれて

06 笑顔の未来へ

07 桜の花、舞い上がる道を

08 風と共に

09 ガストロンジャー

10 今宵の月のように

11 Easy Go

12 FLYER

やっぱりエレカシはかっこ良かった。本当にエレカシのライブって観終わるたびに「やっぱエレカシかっけー!!!」と思うのだけど今回もやっぱり思った。だって登場からもうかっこ良いんだよ。薄暗いステージに宮本さんが出てきたと思ったら「お願いします」ってボソッと呟いて暗い中で1曲目『RAINBOW』をワンフレーズ歌う。そこから照明とともにバンドの演奏が加わって…マジであんなに渋いライブの始まり方ないだろ!!?ってくらいかっこ良かった。『奴隷天国』では死ね死ね叫ぶ宮本浩次に圧倒されてあまりの迫力にちょっと笑ってしまった。人間って、自分のキャパを超えた感情を抱くと処理しきれずに笑ってしまうものなんだな。

3曲目の『悲しみの果て』、ほんっとうに感動した。この曲は学生時代に本当に繰り返し聴いてて何度も助けられた曲だったので、なんかもうヤバかった。『風に吹かれて』も『今宵の月のように』も今まで何度も聴いてきたのに、改めて聴くとやっぱりいい曲で泣いてしまった。先に述べたとおりエレカシのライブは今まで数回観てきたが、今回のライブで気付いた。宮本さんは、自身の体中から集めたエネルギーを放出するように、それこそ体全部を使って歌に乗せた想いを伝えようとしてくる。想いを叫ぶように歌うのだ。それが本当にビシバシ伝わってきて、エレファントカシマシの楽曲が多くの人にとって支えになっているのは、そういうことなんだろうなと思った。なんかもうエネルギーが凄い。歌に込められた想いの主張がめちゃめちゃ強い。それ故、その主張が自分の心境とリンクした時の感情の揺さぶられ具合がエグいのだと思う。今回、わたしにとってのそれは『今宵の月のように』だった。ここ最近、色々と停滞気味の自分とリンクし過ぎてしまって涙ドバドバ流して泣いてしまった。そんで、今、思い出してまた泣いてるよわたし。『今宵の~』演奏前の宮本さんのMCも素晴らしかったんだよな。「僕たちの一番のヒット曲です、僕も大好きな曲です」って素晴らしいMCじゃないですか?一番のヒット曲を大好きと言い切れる男前っぷりに痺れた。宮本浩次どこまで男前なんだよ…。『桜の花、舞い上がる道を』も素晴らしい曲だし『ガストロンジャー』もめちゃめちゃかっこ良かった。『ガストロンジャー』はRIJF2016で聴いて衝撃を受けた楽曲だったので再び聴くことができて嬉しかった。

あとやっぱりギターの人を引きずり回す宮本さんは何度見ても笑ってしまう。どんだけ自由なんだよ、と。ロッキンの時はギターの人をステージセンターまで引っ張ってきて「弾け!」って言ってギターソロ弾かせて、挙句「6点!!」って言い放ったことにめちゃめちゃ笑ったんだけど、今回はギターの人のギター奪って演奏しだすという暴挙に出ていて最高だった。

 

 

E.c エレカシ×スピッツ×ミスチル

アンコールではエレカシスピッツミスチルによるエレカシの『ファイティングマン』共演。テンション爆上げの宮本さんとその勢いにやや圧倒されるマサムネさん、めちゃめちゃ楽しそうに歌う桜井さん。ボーカリスト三者三様っぷりがそれぞれのバンドが持つカラーを表しているようだった。

それぞれがそれぞれのやり方で長年突っ走ってきたからこそ「みんな違ってみんないい」をここまで強く感じられる、それこそ夢の競演が実現できたんだろうなぁ…。どのバンドのファンもみんなが幸せになれる対バンだった。エレカシスピッツは30年、ミスチルは25年活動してきたバンドで、それこそあの会場にいた観客はそれぞれ追ってきたバンドは違えど同じような時代を生きてきた人たちの集まりだ。だからどのバンドのどの曲を聴いても、その時代を共有した仲間として楽曲の持つ時代性や想い出をシェアできるというか…。長く活動しているアーティストの作品にはそういった強さがあるなぁと感じだ。長い時間を積み重ねることで培われた説得力というか。

 

スピッツMr.Childrenも このバンドに共通して言えるのはみんな音楽が大好きで、素晴らしい音楽をみなさんに届けたいと思ってる」みたいなことを宮本さんが言っていたけど、本当にその通りなんだと思う。みんな本当に音楽が大好きで、その純粋な想いに共感できるからこそ今回の夢の競演が実現したのだろう。本当に素晴らしい夜だった。

 

エレファントカシマシさん、改めて30周年おめでとうございます。そして素晴らしいライブを企画して実現していただき、本当にありがとうございました。

 

それでやっぱり最後には「バンドっていいなぁ」と思わずにはいられないんだよね。

ほんと、バンドっていいなぁ…

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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*1:マスクの下で口をパクパクさせるだけで実際に声は出していないですよ!