楽しいことがあり過ぎる

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健康な体があればいい

スタバでやってる『名前を書いてくれるサービス』がキツイ。

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お題「今日の出来事」

 

会社最寄りのスタバで先週から始まったサービス。ドリンクのカップに客の名前をマジックで書いてくれる、というもの。うん、いかにも“スタバ”っぽいサービスだ。

 

このサービス、ぶっちゃけキツイ。とても。

 

一番はじめにこのサービスを受けたときは「外国のスタバみたい」と思った。外国のスタバに行ったことはないが、友人から聞いた話によると海外のスタバでは注文時に名前を聞かれカップにその名が書き込まれるらしい。ドリンクを受け取る際にはその名前で呼び出される、という算段だ。

 

今日も、いつものようにスターバックスラテのグランデを注文したら、レジを担当してくれた女性スタッフに「今、サービスでカップにお名前を書き込んでいるので、お客様のお名前お伺いしていいですか?」と言われた。わたしは反射的に「○○です」と答えた、下の名前を。

 

ハロウィン終了後から始まったホリデイシーズン限定デザインのカップには、両手でハートマークをつくったイラストが描かれている。笑顔の女性スタッフは、そのハートマーク内にマジックでわたしの下の名前を書いてくれた。なるほど、これはインスタ映えを狙っているに違いない!と思った。きっとそうだろう。

 

そういえば店内のテーブルには、クリスマスツリーの形をしたオシャレなメニュー表?みたいなものも置いてあった。細かく見なかったけど、恐らく「Good Day!」みたいなワードも手書きっぽい書体で印刷してあったと思う。ここでインスタ映えする写真を撮っていいんだよ、ということだろう。

 

だがしかし、わたしは一人ぼっちだ。

 

ついでに言うなら、お昼休みを一人で過ごし、会社に戻る途中にスタバでラテを買って帰ろうと思っただけだ。財布もむき出しで持っている。そんなわたしに、下の名前が可愛らしく書き込まれたカップはキツイ。

これを持って、わたしは今から会社に戻るのだ。そして、退職・転職活動に際しての必要書類についてググろうと思っているのだ。キツイ……

 

最初こそ「外国のスタバみたい」とのん気に思っていたのだが、同じサービスも2回目となると“もういいよ…”となってしまう。フラペチーノなら喜べたかもしれない、何となく。しかし、わたしが注文したのはただのホットラテである。寒い日に暖をとるために注文したただのホットラテだ。そのカップに可愛らしい文字で書き込まれた自らの下の名前は、やや荷が重い。

 

店員さんはニコニコ笑顔でラテを作り、スリーブを付けてくれようとした手を途中で止めて、下の名前むき出しのままのホットラテを渡してくれた。あまりにもニコニコ笑顔だったので「スリーブお願いします」とは言えなかった。スリーブを付けるのをやめた彼女の思いやりに「No」を突きつけるのは申し訳ないと思ってしまった……わたしの負けだ。

 

 

大人しくペーパーナプキンで包むようにカップを持ち(単純にスリーブなしで持ち運ぶのも熱かったし)、可愛らしい文字で書き込まれた自分の下の名前を見えないようにしながら帰社した。踊るように可愛らしい装飾を施された自らの名前が、ホリデイシーズン限定デザインのカップの表面で泣いている気がした。

ごめんよ、インスタはおろか、写真にも撮ってもらえないわたしの下の名前…

 

スタバには思わぬ魔物が住んでいる。ある日突然、わたしのような来店客のハートをガッツリ抉ってきたりするのだ。

 

果たして、このサービスはクリスマス当日まで続くのだろうか…

うっかりクリスマスにぼっちで来店しようものなら、恐ろしいほどの深い傷を負うことになるだろう。気を付けなければ……

 

余談だが、最初にこのエントリーを書いたときは「下の名前」をすべて「ファーストネーム」と書いていた。しかし、そんな風に書いたらスタバの思う壺だと思ったので、最後の最後ですべて「下の名前」と修正した。わたしの人間力なんて、そんな程度だ。

 

おわり。

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

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