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【音楽】世界を巻き込む兄弟ゲンカの、その先に。ー oasis再結成、そして私の夢が叶う日を信じて

9月にoasisについて書いた文章をロッキング・オン社主宰の投稿サイト「音楽文」に投稿したのですが、どうやら落選したっぽいです。YouTubeのこと書いたからかなぁ…とか、それらしい理由を浮かべてみたけど、ただ単に実力不足だったのかもしれません。というかきっとそうだっだんだろう。

 

このまま誰にも読まれずに終わるのも悔しいし、せっかく自分の好き勝手に書けるブログをやっているのでこちらで公開してみることにしました。

良ければお付き合いください。

 

 

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私には、どうしても再結成して欲しいバンドがある。
私の夢を叶えるために、再結成してくれないと困るなぁと思っているバンドがある。


昨夜の話。
何となく眠れなくてYouTubeで気になる動画を見漁っていたら、久しぶりにあの動画を見たくなった。あの動画というのはoasisの「Don't look back in anger」MVだ。
私は本当にこの曲が大好きだ。


中学の時、兄が当時流行っている洋楽を詰め合わせたコンピレーションアルバムを買ってきて、それを拝借して聴いたのがoasisと、そして「Don't look back in anger」との出会いだった。
英語詞なので、もちろんどんなことを歌っているのか歌詞の意味など分からなかった。でもあの胸がキュッとなるような切ないメロディの素晴らしさは、そんな私にも十分に伝わった。言葉が分からなくてもここまで胸に響く音楽が存在するものなのかと感動と衝撃を覚えたことは、今でもハッキリと記憶している。

それ以来、oasisの音楽を聴くようになった。
「Morning Glory」も「Stand By Me」も「Don't Go Away」も「Stop Crying Your Heart Out」も「Lyla」も「The Importance of Being Idle」も「The Shock of the Lightning」も「Whatever」も「Listen Up」も「The Masterplan」も大好きだけど「Don't look back in anger」だけは特別だ。あのイントロを聴くだけで皮膚がゾゾゾッとするぐらい、大好きで大好きで大好きな曲だ。


学生時代、通っていた学校近くの代々木体育館でoasisの来日公演が行われた。チケットを取る術を知らなかったので会場内に入ることはできなかったけれど「近くにoasisがいるんだ」と思うだけでテンションが上がったことを覚えている。当時、アーティストのライブに行ったことが無かった私は「音漏れ」という文化を知らなかったのだけど、今考えるととても勿体無いことをしたなぁと思う。代々木体育館であれば、きっと音漏れもしていただろう。大好きな「Don't look back in anger」を聴くこともできただろうに…本当に勿体無いことをした。

それから何年か経って、サマソニoasisが出演した。その時も、私は会場へは行かずに「へぇ、サマソニoasisが来るんだぁ」と思っているだけだった。ライブにもフェスにも行ったことがなかったから、自分にとってのそれらはリアルではなかったのだ。本当に勿体無い。本気になればチケットだって取れただろうに…

そんな風にoasisの音楽が大好きで聴いていたにも関わらず、ことごとく彼らの来日公演を逃しまくっていたある日、とうとうoasisは解散してしまった。oasisといえばノエルとリアムが年がら年中兄弟ゲンカをしているようなバンドなので、今回もどうせすぐに仲直りして元通りになるだろうなって思っていたんだけれど、2017年9月現在、ノエルとリアムはまだ仲直りしてくれていない。

ちょっと前にイギリスで開催されたチャリティーライブ The One Love Manchesterで二人が共にステージに立つのではないかというニュースが流れてきた時は「ついにこの時が来た!」ってめちゃめちゃ喜んだのだけれど、結局、あのステージに現れたのは弟のリアムだけだった。アリアナとColdplayクリス・マーティンが「Don't~」を歌ってくれて、それはそれでとても嬉しかったし素晴らしかったし、こんなにも多くの人に愛されてる曲なんだ…と感動もしたけれど、やっぱり私が聴きたいのはoasisの、ノエルが歌う「Don't~」だよなぁ…と改めて思ったりもした。


oasisの解散を機に発売された「Time Flies... 1994-2009」というアルバムがある。私がoasisのライブに興味を持ったのは、このアルバムを買ったことがきっかけだ。
この作品のDisc.4には2009年に行われたライブの音源が収録されていて、それらを聴いて初めて「oasisのライブってどんな感じなんだろう」といった関心を抱いた。ライブやフェスに行ったことが無いファンにとって、そういったものを意識するきっかけというのは多くは無い。自分とアーティストの間にはCD(もしくはダウンロード)音源しか存在していなくって、そこには『彼らの音楽を生で聴ける場があり、しかもチケットを購入する事だってそれほど難しくはないんだよ』といったことを教えてくれるツールも無い。というか、当時の私には、ライブやフェスといったイベントと自分の生活を同一線上に考えることなんてなかなか出来なかった。でも、ライブ音源を聴いて、初めて「oasisのライブ」を意識した。

そうして一度興味を抱いてしまえば、ネット社会の恩恵を有り難く享受して、今までスルーしてきた情報を手にすることはとても容易だった。YouTubeで「oasis ライブ」とか「oasis Don't look back in anger」なんて検索すれば、いくらでも動画がアップされていた。
その中に2009年のフジロックの映像があった。ライブで歌われる「Don't~」を初めて見た。鳥肌が立った。どうやらライブで「Don't~」を演る時は、オーディエンスがサビ部分を合唱するのがお決まりみたいだ。なにこれ最高だ。これこそライブだ。言葉の壁を飛び越えて、オーディエンスが日本語英語で叫ぶように歌っている「Don't~」がめちゃめちゃカッコイイ。こんな光景を日本で見ることができただなんて、2009年のフジロックにはなんて幸せな空間が広がっていたんだろう。感動と羨ましさで何度も何度も繰り返し見た。何度見ても飽きることは無かった。

この日を境に「いつかoasisのライブでDon't look back in angerを歌う」ということが私の夢になった。いつか、あのフジロックで熱唱していた人々のように、大声で《And so, Sally can wait》と歌いたいのだ。


再結成して欲しいバンドがある。
今まで様々なバンドの解散を見てきた。大好きなバンドが解散してしまったこともある。再結成したら良いのになぁって思うバンドも何組かある。でも「本当に本当に本当に心から再結成して欲しいバンドは?」と問われれば、迷わず「oasis」と答えたい。

もし、いつかのニュースに「oasis再結成」の文字を見つけたら、その瞬間、きっと私は泣いてしまう。
そして今度こそ絶対に、oasisのライブに行ってやるのだ。

 

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おわり!

ご覧いただき、ありがとうございました。

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Don't Look Back In Anger

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Time Flies, 1994-2009

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