楽しいことがあり過ぎる

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健康な体があればいい

BUMPのラジオ「PONTSUKA!!(ポンツカ)」が面白いぞ!という話

とにかくBUMPのラジオが面白いんです。

bayfmで毎週日曜深夜3時という「休日でも平日でもない枠*1」に放送されている25分程度の番組なんですけど、トーク内容といいコーナーといい番組全体に漂う雰囲気がユルユルなんですよね。それなのにとても面白い。私は主に通勤電車で聞いているのですが時には笑いが堪えられないくらいツボにハマってしまう面白さ。

 

何でこんなに笑えるのだろうか。もちろん私がBUMPファンだからというのも大きいと思いますが、それだけが理由じゃない気がする。なので勝手にその面白さを分析し、プレゼンしてみようと思います。

 

 

そもそも番組名の由来にツッコミを入れたくなる。

BUMP OF CHICKENと言えば、泣く子も「オーイエヘイアハーン」と叫んでしまうでお馴染みの超有名バンドです。あまりメディア(特に地上波)に露出しない彼らの近況を週イチでチェックできる貴重な場、それが「PONTSUKA!!」です。※以降「ポンツカ」表記で統一します。

 

番組概要についてWikipediaには下記のように記載されていました。

毎週日曜深夜27時から25分程度の番組で、bayfmのホームページでは前後の音源を抜いた状態で未公開トークを含め再編集したストリーミング配信もしている(25分~50分程度)。番組タイトルの「PONTSUKA!!」はメンバー共通の友人のあだ名「ツカポン」よりとられた。

 

友人のあだ名を番組名にしちゃってる…めっちゃ面白くないですか、これ。

そもそもツカポンて誰なんだよ。

 

 

バンド唯一のレギュラー番組なのにメンバーが自由参加すぎる。

今でこそメンバー4人揃っての放送が当たり前になっていますが、以前は1人欠席(特に藤くん*2は楽曲制作のため休みがち)は日常茶飯事、ひどい時は升さん*3が1人で乗り切った回もありました、しかも数週に渡って。

最近では藤くんとヒロ*4さんが遅刻することが多いのですが、その遅刻の仕方もポンツカならでは。他メンバーが話していようがリスナーからのお便りを読んでいようが関係なし!ガサゴソと音を立てながら収録ブースに入室して着席しつつ「おはよう」とか「お疲れ」とかテキトーな挨拶をマイクが拾えるかどうかの小声で言い、何食わぬ顔でトークに参加して来ます。自由度高すぎるでしょ。

しかも遅刻の理由も「地球の裏側のヤッホイ*5って星から走ってきた」とか言って……

リスナー舐めとるんか???

 

 

 

ベイ*6からの扱いが酷すぎる。

この番組、放送局であるbayfmのメンテナンス(通称メンテ)を理由にしばしば休止します。リスナーにとってはお馴染みの「来週のポンツカはメンテナンスのためお休みです。次回は●日です。」というフレーズも2ヶ月に1回程度の高頻度で聞いているのではなかろうか…。そしてこのメンテ告知をする回こそポンツカの「面白い」が詰まった神回になる確率が高い、と私は思っています。次週がメンテに充てられる寂しさを吹き飛ばすほどの面白さが詰まっているのです。

 

バンドの近況や不定期コーナー、リスナーからのふつおた*7紹介がひと段落した矢先、それは突然に起こるのです。

チャマ*8さんが「あれ?藤くんもヒロも元気ないけど…どうしたの?」と言い出したら、それはもう次週がメンテにより休止になるという合図(要はネタフリ)です

ここから藤くんとヒロさんによる茶番が繰り広げられます。毎回同じような展開を迎えるのですが、それがもう途轍もなくバカバカしくてくだらないんです。

この茶番は、藤くん若しくはヒロさんのどちらかが話の主導権を握り、もう一方は常にその意見に同調する相槌を打ち続けることで進んでいきます。

以下が茶番の大きな流れです。

 

  1. 主導権を握った一方が、最近のポンツカの方向性に疑問を抱いてる旨を吐露。
  2. 藤原・増川の両名で相談した結果、番組を一旦休んでみるのもアリなのではないかという結論に至る。
  3. ポンツカを一旦休みたいという藤原・増川両名の意思を他メンバーが受け入れる。
  4. あたかも番組が長期休止になるかのような雰囲気を漂わせるメンバー。
  5. 「一旦、ポンツカをお休みします」宣言をする。
  6. 「再開は……(長めにタメる)……再来週の日曜深夜3時です!!!」
  7. 「一旦休止して…1週休んでリフレッシュして再来週には新たな気持ちで番組再開しますんで僕ら!!」(とかなんとか言いながら決意表明する)
  8. はい、ドッカーーーーーーン(爆笑)

 

…うーん、文字にすると全然面白くないですね。でも音源で聞くとめちゃめちゃ面白いんですよね、この流れ。メンテ前になると毎回この無意味なやりとりを10分近く繰り広げるんです。

 

アホですね!!!!!!!(褒めてます)

 

 

彼ら4人今年で38歳ですよ?こんなくだらないこと今時の男子中学生でもやらないでしょ!?これを2~3カ月に一回のペースでやっているんです。素晴らしいじゃないですか。ベイさんもベイさんで、BUMPが新譜リリースする週やらライブ直後の放送回になる週に限ってメンテをぶっ込んでくるんですよね。(笑)

ポンツカ聞き始めた頃、この茶番を鵜呑みにして「マジで終わるのか…?」と絶望し掛けたあの時の私の悲しみ、いつか必ず返してくれよな!!!!??

 

 

メンバーの誕生日応援企画がバラエティに富んでいて面白い。

メンテ告知回の茶番と同じくらいポンツカでお馴染みのもの、それがメンバーの誕生日付近に行われる「誕生日応援企画」です。BUMPのメンバーは藤くんが4月、升さんが8月、チャマさんが10月、ヒロさんが12月が誕生日です。その1~2ヶ月前から誕生日応援企画は始動するので、ポンツカでは一年中誰かの誕生日応援企画が進行しているような状況です。

この誕生日応援企画の内容はポンツカスタッフの前田さんが考える場合もあれば、リスナーからのお便りで決める場合もあります。毎回なかなかエッジィな企画になるので、それにより思わぬ爆笑を生むことも多々あります。

 

以下で特に面白かったと私が記憶している誕生日応援企画を紹介したいと思います。コーナータイトル等はウロ覚えですが思い出せる限りで書き出してみました。

 

『藤くんと過ごす24時間(正式タイトル忘れた)』⇒藤くん応援企画

藤くんの誕生日当日0時から24時を1時間ごとに区切り“誕生日を迎えた藤くんと何をして過ごしたいか”をテーマに、「●時から●時の1時間で■■をしたい」といった内容で応募する企画。藤くんが気に入った案を無計画に採用した結果、朝食を3回食べなくてはいけなくなったりと非常に過酷なタイムスケジュールが完成した。


『ちょっとした最高級』⇒ヒロさん応援企画

ちょっとしたものが大好きなヒロさんに、ちょっとしたもので尚且つ最高級の商品をプレゼンするお便りを応募する企画。この「ちょっとしたもの」加減が本企画の肝で判断が非常に難しく、リスナーの力量が試された。最終的にヒロさんが選んだ大賞は「雲丹塩(うにしお)」。

 

『新たな由文(通称:あらよし)』⇒チャマさん応援企画

チャマさんの新しいニックネームをその由来も一緒に考え応募する企画。コーナー開始に先駆け、藤くんが「頻尿童子(チャマさんはトイレが近いので)」という破壊力抜群の回答例を叩き出してしまいコーナー存続が危ぶまれたが、強者揃いのリスナーからはそれを凌駕する素晴らしい新ニックネームが多数寄せられた。

 

『増川と絡むクリスマス』⇒ヒロさん応援企画
クリスマスをキーワードに、リスナーがヒロさんとの思い出を好き勝手に妄想して応募する企画。郵便配達員のヒロさんに告白する等の甘酸っぱい系お便りが数多く寄せられた。

 

『妄想街藤(もうそうまちふじ)』⇒藤くん応援企画
増川と絡むクリスマス同様「街にいる藤くんに告白する」シチュエーションを妄想して応募する企画。生物の先生だったり、コンビニの常連さんだったり、様々な藤くんが告白されまくるコーナーとなった。

 

他にも秀逸な企画は多数あるのですが挙げたらキリがないのでこの辺でやめておきます。妄想系の企画は、リスナーのブッ飛んだ勝手さが光るコーナーとなることが多くて特に面白いんですよねぇ。ちなみに現在は、8月に誕生日を迎える升さんの応援企画『謎ヒデ』を開催中。こちらは常に真実を追い求める升さんに、世界中の様々な謎を紹介するコーナーとなっています。

 

みんなー!ポンツカを聴こうよーー!!!

ということでここまでポンツカが如何に面白いラジオであるかを述べてきましたが、ポンツカの魅力はとても書き切れないですね…。とはいえ、これらに共通して言えるのは「男子中学生っぽいくだらなさがとにかく面白くてしょうがない!」ということです。

男子中学生ってアホじゃないですか(あくまで主観)。下らないことで延々と盛り上がり続けるじゃないですか。でも決して無駄じゃない、彼らにとっては恐らくとても重要なやりとりなんです。その雰囲気はポンツカにも通じる部分があるように感じます。

彼らは幼稚園からの幼馴染ということで番組内で話される思い出も凄くパーソナルな部分に偏ったものが多く、それが身内感ありまくりで度々「???」ってなるんですけど。でもそれも含め面白がれる空気がポンツカにはあると思います。更に言えばリスナーである私は、ラジオを聴き続けることでその思い出を自分も共有してきたような錯覚に陥るんですよね。その感覚が心地良くて楽しいんだと思います。秘密基地でおしゃべりしてるみたいな感覚というか…。

 

トークのユルさやメンテに充てられがちな番組の扱われ方、誕生日企画が迷走しだした時などに、メンバーが口にする「ポンツカクオリティ」という言葉があるのですが、これこそポンツカポンツカたる所以なんだと思います。

 

ということで、この私のプレゼン(と呼べるのか?)で少しでも興味を持たれた方がいらっしゃったら、ぜひともポンツカを聴いてみてください。BUMPのことを知らなくても楽しめるラジオだと思います……たぶん。

 

しかもポンツカストリーミング配信もしていて(但し音源は編集されている)常に最新回を聴けるという素晴らしいシステムを導入しているのです!!!!

 

少しでもポンツカの面白さが伝わっていれば良いのですが。

頼む!ポンツカを聴いてくれ!!

 

pantomochi.hatenablog.com

 

 

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

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*1:Gt.増川弘明が過去に放送内で使った表現。

*2:ボーカル&ギター担当 藤原基央の愛称。藤原はBUMPの楽曲ほぼ全てを作詞作曲している。

*3:ドラム担当 升秀夫、愛称はヒデちゃん。鼻炎持ちなので常に鼻声。滑舌が悪く番組内でもメンバーにイジられることが多い。

*4:ギター担当 増川弘明の愛称。

*5:藤くんが走ってきがちな星。

*6:bayfmのこと。BUMPメンバー内で使われる略称。

*7:ふつうのお便りの略。ポンツカの場合はBUMPの新曲や映像作品への感想が読まれることが多い。

*8:ベース担当 直井由文の愛称。ポンツカでの主な進行担当。金髪。